第5話

・・・ドラゴンのいずな、せかいのよびごえたれ・・・


われわれは、日々ためされている。この毎日のねがいは人をさらなる高みへと誘う。

ときの満ちるとき、せかいは試練のときをむかえる。

われ、懇願する。みなが真の勝者であることを。



「おい、エルド。この前の授業、おまえ少し寝ていたよな?」

「パルコ。おれは毎日が忙しいんだ。このまえの授業の”物質の指数分解”はしっかりあたまにはいっているぞ。」

「じゃあ言ってみろ。」

「原子組成は陽子、中性子からなるが、個体分配として物質に入っているだけで、”物質のすべて”が”アトム”でできているわけではない。古代現物主義では、分解最少はアテムとされてきた。だが実際は、”物質唯物”であるから、物質はボールの塊ではない。物質という固定癒着の存在である。つまり、物質の形というものが存在し、形の分解はできないのである。その固定物質の中に原子という”ひかりのたま”が動いているということ。そしてその原子に固定磁気や電気を流すと”超新星爆発”がおきる。なぜなら原子は固定物質のエネルギーを無限に蓄えることができ、ならびに一定条件でエネルギー放出をするからである。」

「まあまあだな。じゃあその超新星爆発と星の”超新星爆発”は同じか?」

「同じだ。星を形成している、重力は、物質の収縮性からくる。昔は空間の歪みと言われたが、実際は物質の振動並びにそこからくる凝集力、つまり”重力”である。物質は振動すると引力を発する。そこから熱道系、磁気波動、”ダークエネルギー”がわくからである。」

「じゃあ”ダークエネルギー”とはなんだ?」

「ダークエネルギーはブラックホールのような”超常能力”である。つまり”呪い”のちからである。」

「宇宙力学になぜ”呪い”があるんだ?」

「このせかいの”存在”の固着においてこのせかいの絶対性と完全性の担保が必要だからである。このせかいは単なるがらくたのからくりではなく、”意味”と”意義”をもち、存在を維持しないといけないからである。意味のない世界に魂をもった人や”存在”はあってはならず。存在の価値の保証をしないといけないからである。まぁこれくらいは常識だよね。」

「まぁ寝てはなかったんだね。こんどまた聞くから。」

「いつでも来い!」



せかいの存在にはかならずなにものに対しての”尊厳”が守られないといけない。

あなたいにじく侮辱をうけ、捨てられるせかいに存在したいとおもうか?

われわれの日々の幸せと幸福は、”このせかいの存在の価値”をあらわしている。


「信じて歩め、あなたは守られている」

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