第10話 夜語り

「ある日、男が宝石を悪用させないために宝石の番人を作った。宝石の番人は宝石自身だがな。男は宝石に魔術をかけた。そして、生まれたのが俺たちだ」「人間じゃないってことね…」「ああ。脈もなけりゃ、鼓動もない」「なるほど…これからどうするの?」「この世界がどうなっているのかが分からんからな…しばらくは、君と行動したいのだが…」「いいわよ」「ありがたい。感謝する」「一つ尋ねたいことがあるんだが…」「何かしら?」

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