第6話 ナンセンス・ハビット

「能力はなんだ!」と聞かれて、

レイヴンは「ないわよ!」と答えた。

ガラハッドはなんとも言えない表情をしている。

続けて、レイヴンは

「だって念じても発動しないし、

何が条件とかわからないのよ!」と言うとガラハッドは、

「そういうことか…」と言って、

目の色を緑から赤に変えた。

「少し待ってろ!」とガラハッドが言うと、「長くは持たないわよ!」と

レイヴンが言った。

「無駄だよ…」とパーシヴァルが言った。レイヴンは、心の中で時間を稼がないと…と心の中でつぶやき、魔法陣の中に左手を突っ込んだ。

その中から金色の二尺の長さの剣鉈を引き出した。

「これなら少しは持ちそうね…」

とレイヴンが言うと、

「もう少し遊べそうだね…」と

パーシヴァルが返した。

そして、パーシヴァルの猛攻が再開した。2本で受けているので、少し余裕ができたが、やはり加速していき、

徐々に追い詰められていく…

その時ガラハッドが

「看破したぞ、お前の能力!」

と言った。

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