煉血のエクメア

丹朱坂 緋織

プロローグ

プロローグ

あの日。あの時。俺の世界は変えられた。

銀のようにつらやかな髪と、深紅の瞳。

全てを持っていかれた感覚だった。

あの後はめちゃくちゃなことしかなかったが、青春のスパイスとしては出来すぎていた。

ただ、ひとつ。後悔があるとすれば、俺があの時にちゃんと判断を間違えなければ…

あの悲しい出来事は起きなかったかもしれない。



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