音楽、恋愛、決闘、学園、復讐、再起、転生、執事、ショタ、喪女、、、？
あらゆる要素をあらゆる魅力的なキャラで描き上げたエンターテイメント。
私に言えるのはただ1つ。
この作品を埋もれさせては絶対にいけない！！

音楽知識が浅い自分にとってこの物語はとても刺激的なものでした。
主人公テレーゼが作中奏でる曲をその都度検索し聴きながら文章を読み込んでいると、それはもう素晴らしい描写が頭の中に浮かび上がり、心地良い時間を過ごす事が出来ました。
テレーゼが前世で味わった後悔や諦念が読者の感情移入をより手助けすると思います。
これからも楽しみにしております。

一話目から物語に引き込まれました！
前世では幼少期からのピアノ英才教育でピアノ漬けな主人公でしたが、天才に出会い、音楽への道を諦め、ブラック企業でお勤めご苦労さんという人生から一転、まさかの転生先が街中に楽器の音や歌声が溢れる音楽の都。まさに人生やり直しBIGチャンス到来物語。
主人公の心の声もテンポ良く、スーッと読みやすかったですし、クラシックに疎いものでも、一度は聞いた事のある楽曲、その成り立ちなど教養的要素も含まれていて興味深いです。
また、転生したテレーゼさんがかなり問題ありの子（いわゆる悪役令嬢）だったようで、尻拭いでさまざまな試練が立ちはだかりますが、乗り越えていくその姿は爽快でした。
私も現在、物語を執筆中なのですが、物語の疾走感であったりキャラの立て方、お勉強になります！

音を文で表す・・。難しい作業を、軽妙なストーリーに乗せて物語は続く。
この先の展開が大いに気になるところ。
・・偶には小生も調弦してみようか、という気にさせる作品ですね。