第27話

時流れて。

日曜日。


指定されたホテルに出向くと。

黒髪清楚な女の子が、

俺に向かって微笑んだ。

帽子を目深に被り、顔を隠してる。


「さ、入ろっか...」


「な、なんにもしないんだからね...?」


「えー、男女がなにかするために、やって

来るのがホテルじゃん...!」


「私、勉強頑張ったんだからさ、

御褒美ちょうだい?」


「いや、その、俺より、ほかのイケメンとかの

方がいいんじゃ...」


「ううん。そんなことないよ。

私はシンジくんとイチャイチャしたいの...」


側から見れば。


清楚系女子と陰キャだが、、、


真実は、


トップアイドルと、貧乏陰キャ、、、!


俺はずるずると、半ば引きずられるようにして、休憩する羽目になったのでした。


あ、でも、


俺がびびってなんにもできなくて。


取り敢えず、ハグとキスだけ、

おそるおそる済ませたのでしたっっ!



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