第15話
藤島くんは勝ち誇ったように俺の前からいなくなった。
彼女への連絡手段がなく。
俺は困ったなと思った。
行くのは俺じゃなくて、藤島くん。
何事もなければいいけど、、
そう思いながら
下駄箱で俺が上履きに履き替えようとしたときだ。
カサカサ...
「ん?」
左足先に感じた違和感。
上履きを上下逆さまにしたら、
はらりと一枚の紙が落ちた。
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