秋の気配。。

第1話

すっかり涼しくなってしまった。

夏の余韻がつい最近まで、あったと思っていたけれど。

この夏におきたすべての出来事が

すべて、まるで、白昼夢。。

きっと、そう思っているわ。

あなたもそう思っているわ。

だって、それがせいかいだから、

だって、それが、ほんとうだから、

だって、それがしんじつだから、

あなたはいつでも、いつまでも、

このひと夏のできごとを、わすれることはできないから。

あなたはきっと、これからずっと、

わたしをうしなうことをしないから、

あなたは、これまでのあなたのようで、

まったくちがっているのだから、

秋のおとずれとともにやってきた

あたらしいとびらの前に佇んでいて、

もう、扉はひらいているから、

秋の雲も空も海も、

わたしを迎えにきているのだから。