50歳がくる!
万井綾子
加齢について書くこと
「50歳がくる!」と題したのは、私が好きなライター、エッセイストの雨宮まみさんが書いていた連載のタイトル「40歳がくる!」のパクリである。
https://www.daiwashobo.co.jp/web/html/amamiya40/
私のひとつ下だった雨宮さんが亡くなったのは5年前。40歳になったらもっといろいろな話ができる、と思っていた矢先の死去だった。
ふと5年後の今、自分が「アラフィフ」になってみて、雨宮さんだったら「50歳がくる!」的な文章をどのように書くのだろうと思った。1つ年下の彼女と共に年齢を重ねられなくなったのは本当に残念だし、もっと書くものを読んでいたかった。
そしてふと、自分なりの「50歳がくる!」を書き残すのもいいんじゃないかと思った。
何しろ日々ネタは生まれるのだ。ちょっとしたことで加齢を感じ、ちょっとしたことで「もう少し前ならこうできたのに」と残念がるようになっている。かつて睡眠時間が短くてもブルドーザーのようにタスクをこなしていた時期があったのに、今やなるべく意識して休息を取らないとすぐにガタがくる。
そういうちまちました積み重ねがこれからも自分を形作っていくのだと、いい加減理解するためにも、書き残してみようかな、なんて思った。
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