第48話 日曜の朝

日曜の早朝 新聞販売店の前


三時間くらい寝たら と相談する若者たち


新聞配達しながら 学業に励む彼らは


夕刊のない日曜が 唯一の開放日


朝刊配って 学校に行って 夕刊配って


ただ配るだけじゃない チラシを挟んだり


雨の日は 新聞をビニールに入れたり


その積み重ねで 自力で卒業を迎える


休刊日の朝は ほっとした空気が漂う


新聞奨学生に幸あれと


販売店に向かって 手を合わせる


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