第4話 強制入院、「異議申し立ての権利」
強制入院までの不当なやり取りについては、以前私がブログに発表した文章をお読みください。かなり正確に描写できていると自負しております。ちなみに自慢話めいてしまいますが、アメブロの公式ハッシュタグのミステリと治験の二部門で一位になりました。人生後々どう転ぶかわかりません。
<<<<<引用開始>>>>>
強制入院時の出来事の記録
これから私の措置入院(不正)を文学的表現なしで客観的事実だけを、できる限り時系列で書いていく。
お昼前後。警察から車(バン。白)で連行される。
「(通報した)赤杉さんどうしてるの?」
「自宅で困り果ててるよ」
「ねえ、これからどこいくの?」
「赤星。今日は横川先生、普段と迎え方が違うよ」
到着。駐車場側の入り口。「自分で歩くから足だけは自由にして。」これは承諾される。態度がやたらペコペコしてる、普段と違う横川。両手を押さえられたまま情けない横川と院内に入る。普段とは違う部屋。入り口から近い。
室内。10畳くらい。全部で十人くらい。警察の人間。横川。私。看護師。奥に違う部屋がある。
両手を左右から抑えられたままベッド(?)に座らせられる。私は壁際。反対斜め前に机。上にパソコン。座っているのは横山。私の前には茶色いカーディガンを着た七十代くらいの謎の女性。警察でも病院の人間でもなさそう。
私の近くに髪の毛フサフサの横川ソックリの男性(横川はほぼつるっぱげ)
「横川先生の双子の方ですか」
「横川の弟です」はっきり言われる。胸に名札もついていた。制服からすると警察の偉い人間のようだ。(私は共同謀議だとますます確信する。)
私の前に座っている女性を紹介される。
「あのどなたでしょうか」
「宮川●子の母です」
「あー、ア●コさんの!お久しぶりです!」
沈黙
「でもなぜここに?」(ア●コさんのお母さんは精神科の偉い人なのだろう。さすがだなあ。白衣すら着てないなんてどれだけなんだろう)
沈黙
「ア●コさんのお母さんは精神科の先生でしたか?」
「いえ」
「確か高校の数学の先生」
「はい」
「ア●コさんには大変感謝しております。」何をしに来たか全く気づかない私。それほどまでに自分の病気に貢献してもらったことに感謝していた。警察での出来事はあまりに面白くてすっかり忘れていた。一時間も経っていないはず。
「どんなご用件ですか。ア●コさんはどちらに?」(私とア●コは前日の午前2時ごろフェイスブックでカップルとして成立したばかり。向こうから送ってきた)(ア●コさんなんで自分の彼氏に直接会いにこないんだろう?)
沈黙
警察「ではそろそろ」
ア●コの母退場
「あの、ア●コさんにはよろしくお伝えください」
「あの人何しにきたんだろう」(それでもまだ気づかない鈍い私)
「警察での名誉毀損謝りに来たんじゃないんですか?」
「あー、なるほど。」ようやく納得。
ここから横川との対話。横川の実際の発言を中心にまとめる。
「ねえ、今田先生、本当に分裂症だって昔言った?」
「覚えてない。私は病名を偽られた。神経過敏症という病名(こんなのはない!)を言われた。」
紙の白いカルテを見る横川。
どうやら私は本当は分裂症ではなかったか、あるいは分裂症が痕跡もなく消えてしまったらしい。
「いつから薬(リスパダール)飲んでないの?」
春くらいから勝手な断薬をしたことを話す。
「やめて一ヶ月くらいして両親を許しました。そしたら翌朝日課の英語の音読をしていると、(診断書にも書かれた。勝手に見た)喋り方の癖が完全に治りました。流暢に言葉が流れます。
(その前の診断で、私は言葉が治った話をした。断薬の話はしなかった。それなのに横川は勝手に薬をやめたと気づいた。治ったと勝手に確信したから次の週に遅れて行った。茫然とする横川。「もう大丈夫そうだね。これからは一ヶ月一回から二ヶ月に一回にしようか」「でもリスパダールは飲んでようよ」なぜかリスパダールは勧める横川。)
二十歳の時の入院の話になる。前半午前中はずっと寝ていた話になる。左の警察の人間から寝ていたのは電気ショックだと聞かされる(これは嘘のようだ。その後主治医美谷川に昔のカルテを調べてもらってわかった。)警察「一旦心臓を止めてまた電気ショックで動かしたんだよ」「えー!マジで!あれはそういうことなの!」私は恐ろしくなる。横川はそれを否定しない。
「先生、今田先生の診断そのまま引き継いだの。」「うーん。分裂症じゃなかったみたい」「完全に誤診だね」
おそらくこういうことだという私、堀内の考え。医者は当然病気をよくする目的で薬を処方する。勝手にやめて悪くなれば(普通は悪くなる、はず)「自己責任」だろう。しかし勝手な断薬の結果、病気が良くなってしまったら、それも穏やかな回復ではなく、私のようにそもそも病気であったかどうかわからないくらい、痕跡もなく良くなってしまったら、一体今までの治療(薬物治療)なんだったのかとなる。薬をやめて良くなるのだったら、クスリのせいで病気になっていたとも(副作用で)考えられる。
「先生、医療ミスしちゃったから第三者の先生に自分が、精神科医とした大丈夫か見てもらわなきゃならないの。」
隣の部屋から若い女性の医師が出てくる。
(あっ、あの時(横川が忙しい時一度見てもらったことがある。)の若い綺麗なねーちゃんだ!)
美谷川は後から出てきたので何もわかっていない。自分が何のために横川を見なければならないかわかっていない。院内で、勝手な断薬、病気の完全な治癒、そして全ての共同謀議が知らされていない唯一の人間。それゆえ私の主治医に選ばれた。美谷川はまだ研修医(だったけ?)なので赤星は仮住まいで、あちこちの病院を転々としている。いろいろな資格を取るために。入院中「私はもうすぐ違う病院に行きます」と言った。
美谷川はここで引っ込む。それゆえ事情が一切わからない。
ここで警察(だったと思う)から「あなたには県への申請の権利があります」と聞かされる。
私の誤解。私は昨日、反精神医学の闘志O氏に会うまでわかっていなかった。これは単に措置入院の知らせである。私は赤星が私に対して医療ミスしたために、私には何らかの「異議申し立ての権利」があると誤解する。私の今までの一連の文章では、「異議申し立ての権利」としていた。入院中も「異議申し立ての権利」で交渉したので、この「記録」でも「異議申し立て権利」とする。
私は昨日O氏のこの点について質問した。「異議申し立ての権利」はない。ではなぜ問題か。確か私の入院は96年終わりから97年始め、まだリスパダールは認可されたばかり。私は冗談で「リスパダールの第1世代の人体実験者」と言っていたがまんざら冗談で済む話ではないようだ。薬には「治験」というか実験段階がある。それは医師が患者に承諾を得て、使わせてもらうのだが、私の場合は、私に無許可で違法の治験、つまり人体実験をしていたのではないか。それなのにここにきて、勝手な断薬で病気が良くなってしまって。医療ミスの上に、勝手な治験が加わってしまったら大変な騒ぎになる。おそらくこのように謀略で嵌めてまで、書面による契約を交わさせなければならないほどのようだ。
ここから横川は穏やかな態度をやめ険しくなる。はっきりと「あなたには一筆書いてもらいます」と言う。「昔のように(昔私は横川と揉めた経験がある)ではなく、今度は応接間に通して話します。」
マスクをした若い看護師(茶髪)が出てくる。顔は見えない。注射器を持っている。私は一体何がされるのか分からず恐ろしくなる。ただでさえ、私は注射が怖い。そしてなぜかこの看護師がア●コさんだと嘘を吹き込まれる。「何でここに?大学院に行ってるんじゃ?」私はパニックになる。警察に押さえられ腕に注射される。私は意識を失う。
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ここで県知事(●●●●)による措置入院の許可証が出てきます。保健師の審査もありませんし、赤星についてすぐに用意されていました。警察をでて三十分も経っていません。●●はグルです。共謀の一員なのです。実際赤杉氏の個人的な知り合いでもあります。法律用語で言えば共謀共同正犯にあたります。ここまでで私の案件が大問題だとご理解いただけたのではないでしょうか。
では赤杉氏はこれからどうするつもりなのでしょう。主治医横川が言ったように私に一筆かかせて全てを誤魔化すつもりだったのです。だったのです、と私は書きました。警察の独房(留置所)に引き続き、赤星の独房(保護室のこと。私は独房という言葉を使います)でも、言葉の力で誤魔化してしまうのです。
警察での奸計の失敗も、友人たちの性犯罪も、本来の目的の治験の揉み消しまで、一筆書かせてしまえばどうにでもなります。隔離病棟の独房に閉じ込めてしまえば、逃げ場はありません。普通に考えれば私は書かざるをえないわけですが、私は自由の身となり、こうして週刊●●●様宛てに告発文を書いています。
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