親指のダンス
今日はなにを聴こうかなって
親指が惑って空で揺れている
ようやく心に決めたその曲が
揺らいで 響いて 離れない
君が僕の青春だったのと同じく
僕もあの頃の君ににとって
青春のヒトコマであったなら
あの日 たった一度だけ
僕に手を振ってくれたことを
できれば 生涯 覚えていたいし
できれば 時々 思い出してほしい
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