嘘つきの挨拶

君はサヨナラとは言わなかったけどさ

指先の動かし方 服が翻り 滴る汗

シワが刻まれた目尻に 浮かぶ涙で


サヨナラを語っていたように思っちゃう

僕の穿った見解はとんだ大間違いだって

指差して 大きな声で 笑ってくれよ


それまで 僕は勘違いをしたままなの

どうしたって君を嘘つきにしないため

そういうことに しておくの

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