さらさらと心地よく

黄色い猫じゃらしが泳ぐ原の野を

茶色く染めていく僕の足踏みが

れいれいと

ろうろうと

それを阻む虫の声に、うちひしがれて

立つばかり

賑やかな原の野のふちで

僕は立つばかり

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