エピソード01 無双への1歩目
僕の名はロア・ヴェルモンティア、2歳だ。え?なんで会話できるのか不思議って?ははは、それはね。僕が異世界から来た転生者と呼ばれるステータスを持っているから。……でも、やっぱり不便だわ。文明の利器が無い、科学が迷信、魔法の適正という物が理解できない。最悪3大要素!
OH MY GOD & SHIT‼
「ロアぁ?何処にいるの?」
マズイ、第二の母親であるヨルク・ヴェルモンティアだ。
しかも、めちゃ×2巨乳で美人だ……!
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5歳になると家の外で剣の家庭教師であるルカとリリカという女性二人組による剣術指導が始まった。まぁ、剣術内容が剣道と居合道という二つを組み合わせたような流派だった事に驚いたが以外に簡単だ。習い始めてすぐに筋が良いと二人に褒められたことに思ったのは、「まぁ、前世で剣道を少々していたおかげだな」って思いました。はい。
「ロア、カウンターの練習をするぞ。まず、リリカが手本を見せるからな。見て盗めよ」
「はい、ルカ師匠!」
「ハハハ!元気がいいな!」
6ヶ月もすると二人とはまるで、
ルカは攻撃をするときに視線を払い抜ける方向と反対に向けるし、リリカは受け流しによる戦闘を好むのでワザと攻撃を誘う癖だ。
「ロア。今日もお疲れ様、模擬戦するか?」
「うん、しておくよ。ルカ先生・・・あ、リリカ。今日さ、僕の発明した物を見てくれるよね?」
「見るわよ。それで、どんな物なの?」
「それは、秘密だよ」
歯を見せて微笑むと木刀で斬りかかって来たルカの攻撃を受け流すと同時にコンマ1秒ほどの速さでカウンターをすると、それにこたえるようにルカがそれを受け流した。
「ほッ・・・」
「――なんの!」
無言で距離を取るルカを俺は見逃さない、ワザと剣を手から離して剣に注意を向けた後で素早く腰に用意していた
「――ッ!」
ルカが視線をロアに向けると気が付いたのか木刀で小刀の軌道を逸らした、間一髪で
「……(ブースト)――フんッ‼」
無詠唱で魔法を使う事を実戦で使用したのは、今日が初めてだ。それまでは実家の屋根裏部屋で自主練習をしていたからだ。
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