第16話オシマイV

ドアを叩く音がやまない。

私と翔大君はドアを叩く音が止むのを待った。

「やばいな·····アイツ·····完全にイカレやがった·····」

私は言葉が出なかった。

「·····そ、そうね·····」

何処からかサイレンの音がした。

パトカー!?

「翔大君が!?」

「ああ·····呼んでおいたぜよく持ちこたえたなミドリ·····」

と俺は言うとミドリの頭を撫でた。

俺は恐る恐るミドリの部屋から外の様子を見た。

谷川は警察の人に取り押さえられていた。

谷川は雄叫びを上げていた。

「ああああ!!」

そしてしばらくして谷川はパトカーに乗せられ

谷川を乗せたパトカーは走り去っていった。多分もう

谷川と会うことは無いだろう。

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