第13話 好きだから嫌い

『好きだから嫌い』


好きの反対は嫌いなのかな?

好きの反対は多分無関心なんじゃないかな?


僕は嫌うことをやめたんだ。

面倒だし、疲れるから。

でも、好きだったからこそ、嫌いになる。

好きだから嫌い。

好きだから嫌い。

好きだったから嫌い。

好きだったから・・・。

嫌うのは好きだった頃の僕に敬意を示すため。


僕から離れた感情に君の席はないよ?

どうでもいい。

たとえ、君が死んだとしても。

たとえ、君が絶望の淵にいても。

たとえ、君が助けを求めたとしても。

僕には関係ないかな。

君に対する感情はどこにもないんだ。

僕の世界に君はいらない。


君に価値を僕は見出せない。

多分、これが究極の嫌いなんだなって。

多分、どうなろうと「あっそう。」で終わりそう。

嫌いという労力を君に使う価値もない。

だから、何も思わない。

部屋に入ったハエよりも感情が動かない。

そんなもんだよ?


嫌われることが嫌な人へ。

嫌うのには労力がいる。

少なからず、僕らに対して興味がある。

『嫌われる勇気』はいるかと言われたらそれは違う。

嫌われることなんかに勇気なんていらない。

無関心を振り向かせることの方が余程勇気がいる。

新しいことをしなければいけないから。

嫌われているのなら、利用すればいい。

どう利用するかは考えてね。

嫌われるのは、好きよりもチャンスかもしれない。

嘘がないから。

お世辞もないから。

嫌われるということに何も思わない相手がいるから。

利用しよう。

嫌われるは、利用価値がある。

何もないよりも大きくね。


好きは支え。

嫌いはチャンス。

支えだけだと、甘えてしまう。

チャンスだけだと、もたない。

アンチでいいじゃない。

アンチの言葉から何か掴むかもしれないからね。

でも、心が健康な時にね。

心が健康じゃない時は、シャットアウト。


無関心になる方法も教えようかな。

1番は名前を呼ばないこと。

これが1番。

あいつで十分。

あの野郎でも。

名前には願いも、思いも詰まってるから。

重いものだからね。

その人である意味、価値を持たせちゃダメ。

固有名詞じゃなくて、馬鹿みたいにいる人のたかが1人だって。


【好きだから嫌い】

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