第6話 選挙?

【選挙?】


皆さん、選挙いきましたか?

国の方向性を決める選挙。

選挙権、18歳以上の男女に与えられるものです。

これを見ている方は多分みんな行ったと思います。

今回は前回より少しだけ上がったみたいですね。

あと、これを言っておきましょうか。

選挙に行かなかった方々は、次の選挙まで、政治、政府に対して文句を言わないようにしてください。

あなたたちはその権利を放棄したので。

いくら自分たちの暮らしが苦しくなろうとも、それに対する文句を言う権利をあなた方は放棄したのです。

僕が選挙に行く理由の一つは政府に文句言いたいからです。

選挙に来てもない人が何言ってんだって言われないために。


さて、僕は大学でよくこのことで怒られていました。

その内容は、

『なんで政治経済が必修科目ではないのか?』

ということです。

それを踏まえて、

『興味すらない人間に選挙権を与えるの?』

僕にとっては、恐怖でした。

何が怖いかというと、あらぬ方向に国が進みかねないからです。

今は分かりませんが、僕が大学で、教職をとっていた時、中学校では民主主義しか教えてませんでした。

高校に上がったとしても、選択。

いつ選挙に必要な知識をもらえるの?

僕も、高校時代は政治経済ではなくて、倫理学をとってました。

自分で勉強するしかない。

それで、みんなに配るの?

怖くないですか?

僕も人に教えられるほど詳しくはないです。

大学で勉強したとはいえ、うろ覚え。

基本的なことを知っているくらいです。

でも、今の日本の選挙は危険だなって感じてます。

だって、声が大きい人、響く人、影響力がある人がそう言ったら、その人の言った通りの方向に向くのが、民主主義の特徴です。

それの悪い例が昔のドイツです。


今回の選挙、僕はエッセイを描く予定はありませんでした。

なぜ書いたか。

明らかに、与党野党の言っていることに差があったり、ある党のマニフェストがあまりにも、聞こえだけよく、実現しそうになかった、もし実現したらこの国が傾くなって思ったからです。

甘い蜜だけ提出されて、その甘さの中の毒に気づかない人が多そうだなって感じたからです。

さらに、あからさまに悪者を作り、罪すらないその人たちからお金を巻き上げようとしているのが見えたからです。

まぁ、今回の選挙では、正しい方向に進んだと思ってます。


僕なりのマニフェストの見方を紹介しようと思います。

まず、基準を作ります。

この場合、財務大臣のいる党のことを見ます。

与党ですね。

それが基準です。

そこから、うまければうまいほど、実現が難しい、もしくは、危険だと思ってます。

基本的に、この基準の下をいくところはありません。

下をいくものを提出するところは逆に信頼置けます。

実現可能かどうか、うますぎないか、あまりにも方針に差がありすぎないか、そういうところを見てます。

どんな方針をするにしても、お金が関わってきます。

それは全て税金。

ただでさえ、借金大国の日本で、基準ですら予算守れないのに、それより旨味のところは借金を増やすばかりです。

せっかく、税金を納めているなら実現確率が高いところを選びませんか?

あくまでこれは僕の見方です。


普通選挙方式は個人的にはとても危険です。

投票率が上がれば上がるほど、国民の声は大きくなるかもしれません。

でも、それが思考されて、自分で考えた結果かどうかというのは疑問です。

それが考えられて出た答えなら何も言いません。

それこそ、正しい方向に進んでいるのかなと感じることができます。

投票率を気にして、とにかくなんでもいいから選挙に行ってくれというのは愚行です。

なんでもいいから投票に行く人間が、大きな声に騙されやすい。

投票するなら、自分の意思がある票を入れてください。

冷静に考えて、自分の暮らしと比べて、それは現実可能なのかどうなのか。

考えた上で、誰が相応しい、どこが国政を任せるのに相応しいか考えてから票を入れてください。

たとえそれが、反映されなくても、それが民主主義です。


正直、僕は政治家なんてほとんど信じてないです。

汚職もあるし、馬鹿やる人も居るし、寝てる人間いるし。

今の暮らしが数年で良くなることも可能性的にごく僅か。

コロナみたいに、突然襲ってくる脅威もありますし。

野党なんて、説明責任をとか言ってますが、あなたの仕事はそこじゃない。

それはメディアの仕事です。

あなた方は、法案に対して、よりよくしていこうと思い、意見をいう。

意見を提出する。

揚げ足とる暇あったら、少しでも、国民の声でも聞いたらいかがでしょうか?

その仕事はあなたの仕事ではない。

なんのための、政党なのでしょうか?

違う考えの人が集まって、意見を言うから話し合いに存在意義があるのでしょ。

自由主義、民主主義、社会主義、共産主義などなど。

野党共闘?

そんなことしたら、もし、政権取った時、どうするの?

大元が違う考えの人間が集まって、まとまります?

方針がブレブレなのに、そんなことで国民がついてきますかね?

なんのために政党で分かれてるの?

この体制を続ける以上、目標としてた政権交代なんてできません。

なったところで、また国が傾くだけ。

大体与党を倒すなんて目標自体が間違ってる。

敵ですか?

違うでしょ?

選挙の時だけ争ってください。

それ以外は、一緒になって、違う意見を含めて、意見交換しながら国をいい方向に持っていってください。

あなたたちは考えが違うだけで、同じ目標を持った同志でしょ?

この国をよくしようとだけ考えてください。

争って、揚げ足とって、なんになるの?

それこそ税金の無駄遣い。

足引っ張りあって、何がいい国作ろうだよ。

片腹痛いわ。


最後は少し感情的になりましたが、この状態が続くのなら、僕は、選挙権を免許制にすればいいと思ってます。

意思と知識のある人が、選択する。

それで政治経済に限り無償で学ぶ機会を与える。

時間がないなんて言い訳にすらならない。

いくらでも手段はある。

通信教育でも良し、大学を解放してもよし。

いくらでも手段はある。

少しでも、興味よりも知識がある人間、そこに思想が伴う人間が増えることを願ってます。


『僕の世界に僕はいらない。【選挙?】』

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