火と油

黄色守妙

第1話 彫刻家の葬儀

 父親が死んだことは正直どうでもよかった。

むせ返る線香の匂いと、見たことのない黒い服の大人たちの群れに、冬道ふゆみちはずっと前からうんざりしていた。葬式に参加したのは、人生でこれが二度目だ。今回は今までのどの葬儀よりも規模が大きい。しかし、参列者の中に冬道が知っている人間はほとんどいない。

 冬道は、使用人の奥村の両腕を掴んだまま、身体をぶらりぶらりと大きく揺らしている。奥村は先程から知らない大人たちとばかり喋ってばかりいて、ちっとも冬道に構ってくれない。それはそれで別に良かった。

ただ、誰だか知らない大人たちは口々に「可哀想に」「まだ小さいのにねぇ」などと言いながら、冬道を哀れんだ目で見るのだ。それが嫌だ。父親を亡くした子供を見る目というのは皆こんなもんなんだろうか。

 父親が死んだ実感を、冬道はまだ感じていない。それは冬道が幼い子供だからかもしれない。それならばいつか冬道は、父親を亡くした悲しみを実感することがあるのだろうか。

しかし恐らくこれからも、父親を亡くした悲しみなど感じることはない。何故なら冬道は父親が好きではなかったからだ。自分が冷たい息子なのはわかっている。しかし父親も冷たい父親だった。

冬道は、父親とほとんど接点を持たずに、八年間の人生を歩んできた。


 父親、明円みょうえんいさむは彫刻家だ。

冬道が生まれたときにはすでに、世間に名が知られていた。県外に立派なアトリエを構えていて、弟子も数多く取っていたらしい。きっと、忙しかったのだろう。父親がこちらの自宅に帰って来るのは、数ヶ月に一度くらいだった。冬道の中の父親のイメージは薄い。父親と聞いて冬道がまず思い出すのは、玄関に飾られた父親の自画像である。

 父親はたまに帰宅すると、数多くの土産を抱えて、彼の妻と子供、さらには使用人たちまで自分のもとに呼び寄せた。

冬道が父親から貰ったものは絵本や図鑑や流行りの人形、外国の虫の標本、高級なラジコンカー、珍しいお菓子など、何故かどれも冬道が欲しがっていたものばかりだった。貰った瞬間はとても嬉しかった。だが、冬道と父親との関わりはそれだけだった。

 土産を渡し終えると、父親は友人たちと遊びに行ってしまう。トータルで見てみれば、冬道が父親と共に過ごした時間は、それはそれは短いものだったろう。

 しかし父親は、妻や子供に金を惜しみなく使った。それが彼なりの家族への愛情表現だったのかもしれない。

現在隣にいる奥村彩子という人間は、冬道の母、雪江のためだけに雇われた使用人だ。病気がちの妻に無理をさせまいと、そのためだけに父親は奥村を雇用した。それ以前まで、使用人は久本しかいなかった。

 冬道は今まで、着る物や食べ物のことで不満を覚えたことがない。上等な服も高級な食材も、黙っていたって父親が有り余るほど与えてくれる。

 有り難いとは思っていた。しかし、そこから父親の愛情を感じることは、冬道には出来なかった。周囲の人間に服装や所持品を褒められるとき、これこそが父親の目的だったんじゃないかと勘ぐってしまうのだ。つまり、世間体や見栄のために、父親は自分に良い物を与えるのだと、冬道は考えている。

実際はそんなことないのだろう。しかし冬道は、一度思いついてしまった考えを捨てきることができない。我ながら嫌な子供だと思う。


 冬道の中の父親の印象はとても希薄なものだが、母親のことはもっと覚えていなかった。掌で溶けていく初雪のように、実体がはっきり掴めない。

 冬道の母親は、冬道がまだ三つのときに肺の病で亡くなってしまったのだ。もうあまり長くは生きられないと、冬道を産んだときにはすでにわかっていたらしい。

 冬道は母親の顔も声もよく覚えていない。しかし、彼女の腕に抱かれたときの柔らかい感触と、なんとも言えぬ良い匂いは、今でも明確に覚えている。


 不在がちな父親と病気の母親の代わりに冬道の世話をしたのは、三人の使用人たちであった。そのうちひとりはすでに退職している。

 使用人のひとり、屋敷に住み込みで働いている奥村は、冬道の母親よりも少し年下の女性で、主に彼女が冬道の身の回りの世話をした。

 同じく住み込みの久本は、長年明円の屋敷で勤め上げたベテランだ。久本は高齢であったために、冬道は彼を「おじいちゃん」と呼んで慕っていた。

彼は去年の九月、年齢を理由に退職している。

 それから、久本と入れ替わりに屋敷に来た申橋さるはしは、当時まだ十八歳の青年だった。彼は自分の家から屋敷に通い、庭の手入れや奥村の補助をしている。申橋は明るく陽気な青年だが少々短気なところがあり、冬道は彼を怖いと感じることもあった。それでも二年間ほぼ毎日一緒にいれば、ある程度相手の人間性がわかってくるもので、人見知りをする冬道も現在は自分から申橋に声をかけることだってできる。

 冬道は使用人たちが好きだ。申橋は時々怖いけれども、それでもやっぱり好きだ。少なくとも、不在がちだった父親よりも彼らのほうが、家族という言葉が似合うと感じる。

 特に冬道は、奥村を慕っていた。彼女とは、実の両親よりもずっと長い時を共に過ごしたのだ。奥村は実質的な母親だ。冬道は世界の何よりも、彼女を大切にしている。


 冬道の前に、やっと知った顔の人物が現れた。しかしその人物は、冬道が積極的に会いたいと願っている人物ではなかった。

目の前に登場したのは、伯母の浩子と従兄弟の直樹、そして浩介だ。冬道は三人が近づいて来るのを認めると、さっと奥村の背後に隠れた。

「まさか勇がこんなに早くに亡くなるなんてね。雪江さんに引っ張られでもしたのかしら」

 磯山浩子は父の姉だ。直樹と浩介は彼女の息子たちだ。夫の直夫は今この場にはいない。

 冬道はこの伯母が苦手だ。距離感が不快なのだ。冬道の、誰にも触ってほしくない部分に、彼女はべたべたと素手で触れる。良くも悪くも、遠慮のない性格なのだろう。人によっては、そのあっけらかんとした態度が良いという者もいるだろう。ただ、冬道はこの伯母がどうしても苦手なのだ。

 冬道が浩子を避けているのを彼女は察したのか、冬道を睨んだ。実際はただこちらを見ただけなのかもしれないが、冬道には睨んでいるように見えた。

「もう少ししっかりと躾けて欲しかったわ。その子はうちで預かることになるんだから」

 浩子は冬道から視線を外し、奥村に小言を言った。奥村は申し訳なさそうに頭を下げた。浩子が冬道にではなく奥村に矛先を向けたことに、冬道は憤った。そんなのずるいやり方だ、と冬道は感じた。

「あんたその顔の火傷」

さらに浩子は、奥村の顔の左半分を手で示し、眉をひそめた。

「もうちょっとなんとかできなかったの。化粧で隠すとか」

 冬道は浩子を睨んだ。奥村は顔の火傷痕を気にしている。だというのに、それも葬儀の場で奥村に嫌味を言うなんて、どうかしている。浩子に文句のひとつでも言うべきかと冬道は考えた。

 しかし浩子はすでに冬道を見てらず、睨まれていることにも気づかない。

結局冬道はタイミングを掴めずに、今に言うぞ言うぞと意気込んでいただけで、浩子に何も言うことが出来なかった。そのまま話は次の話題に移る。

僕はなんて意気地なしなんだと、冬道はひそかに落ち込んでいた。

 ふいに、遠くで冬道を呼ぶ声が聞こえる。この場から今すぐにでも逃げ出したいと思っていた冬道は、勢いよく声の方向へと振り返った。

視線の先では、友人の八木名月なつきがこちらに大きく手を振っているのが見えた。そばでは名月の父親である八木誠も軽く手を上げている。冬道は助けが来たとばかりに名月たちの方向に駆け出した。

 八木は冬道と入れ替わりに、浩子たちの元に挨拶に向かった。冬道は一度だけ振り返り、八木の後ろ姿を見た。

 大勢の参列者の中で、八木は一際整っている。異質だが目立っているわけではない。整っているのだ。癖がないと言うべきなんだろうか。まるで人間の振りをした紳士売り場のマネキンだ。

 冬道は振り返るのをやめて前を見た。八木の一人息子の名月も、表面的には父親とそう遜色なく身なりを整えている。にも関わらず、なんとなくだらしなく見えるのは、根本のだらしなさが外見に滲み出ているからだろうか。


 冬道が名月の近くまで寄ると、名月は挨拶もなしに開口一番冬道に尋ねた。

「朝ご飯何食べたの」

 冬道は慌てて服の袖で自分の口を拭った。もしかしたら、朝食時の食べかすが今でも口の周りについていて、それを指摘するために名月はこんな質問を自分にしたのではないかと思ったのだ。

「卵かけご飯だけど、なんで」

「いや、もしかしたら元気がなくなってご飯も食べれないかと思って」

 どうやらこの質問は、名月なりの気遣いだったらしい。そんな分かりづらい気の遣い方があるかとは思ったが、それよりも名月がそんな気遣いをするとは思わなかった。というのも、冬道が自分の父親をよく思っていないことを、名月はすでに知っていたからだ。

「でも、父さん死んでも悲しくないしな」

そうだよね、と名月はあっさり納得した。納得というより、やはり最初から気にしていなかったようだ。一応聞いてみただけなのだろう。

 普通の人間は、子供の父親が死んだら残された子供を慰めると思う。

たとえ冬道が父親の死を悲しんでいないとわかっていたとしても、悲しんでいない冬道を間違った状態だと認識して「いや、あなたは本当は悲しんでいる。悲しむべきだ」と、冬道の状態を正そうとするだろう。名月はそれをしないから好きだ。名月がそうしないのは、単純に彼も間違った状態にあるからだ。


 冬道は、名月の他に友人と呼べる人物がいない。というのも、冬道は重度の人見知りだった。加えて、身体が弱く小学校も休みがちなため、友人を作るタイミングを完全に失ってしまった。

 同学年の子供たちも、冬道と仲良くなる気はないようだった。それにはいくつか理由が考えられる。

 まず一つ目は、単純に冬道がつまらないということだ。これはもう仕方がない。他人を笑わせるために面白い人間になろうとは、冬道も思わない。

 二つ目は、明円家が無駄に金持ちだということだ。極端な金持ちの周囲には、媚びへつらう人間しか存在せず、それ以外の人間は遠巻きにこちらを伺っており、近寄るとさっと逃げる。極力関わり合いたくないということか。

 三つ目だ。本当のところ、冬道が避けられる理由としては、これが一番大きい。その大きな理由とは、明円家に憑く神とやらが原因だった。

 明円家は昔から金持ちだが、何かひとつの事業を代々受け継いでいるわけではない。それどころか、代々の当主はそれぞれに自分の好きなことを自由気ままに行ってきた。そしてそれらは全て大成している。普通ならこうは行くまい。誰か一人くらい商才のかけらもない奴が現れたっていいじゃないか。

 しかし明円家の事業はことごとく成功する定めなのだ。なぜなら、明円家に憑いている神が明円家を繁栄させるからである。こいつは明円家を栄えさせる一方で、明円家に害をなす人間を祟り殺す邪神だ。下手に明円家の人間に関われば、命を取られてしまうかもしれない。

 ばかばかしい。冬道は当事者でありながら、明円家の神の存在を認めていない。そんなものがいるなら自分はもっと幸せに暮らしている。

 だが、驚いたことに日向区に長く住んでいる人間ほどこの噂を信じている。何を根拠にこんなわけのわからない噂が信じられているのかわからないが、冬道が知らないだけで根拠は実はあるのかもしれない。

 根拠の有無は知らないが、ともかく冬道にとっては迷惑な噂だ。日向区の子供たちは「明円の子に関わるな」と親から口酸っぱく言われているのか、冬道が近づくと皆顔を見合わせてさっと立ち去る。

 しかし名月だけは、長期に渡り冬道の友人を務め続けていてくれる。

名月との出会いは覚えていない。冬道の自我が生まれた頃にはすでに、名月はそばにいた。父親同士の親交が厚かったため、名月は何かと冬道の遊び相手をしてくれていたのだ。

 名月の父親である八木誠は、明円家ほどではないがそこそこの金持ちだ。詳しくはわからないが、いくつかの会社を運営している。そのひとつが、美術品を売買する会社だ。冬道の父親とはその関係で知り合ったらしい。

 そして名月の父親は、明円家の神の存在を信じない。直接彼に尋ねたことはないが、彼はオカルトめいたもの全般を信じていないので、恐らく明円の神も信じていないのだろう。

 名月は噂を信じていないそうだ。これは彼から直接聞いた。明円家の神の噂は聞いたことがあるが、噂と現実が全くリンクしなかったそうである。邪神に愛されている一族だと言われても、目の前にいるのは鼻水を自分のシャツになすりつけてくる赤子だ。噂の内容と目の前の赤子を、同一のものとして認識できなかったらしい。

 鼻水をなすりつけることは流石にもうやめたが、冬道は名月にならなんでもしていい、なんでも言っていいと思っている。

つまり、名月は冬道の友人だった。


「ねぇ僕、浩子伯母さんに引き取られるのは嫌だ」

 冬道は初めて、この件に関して自分の意見を口にした。名月になら言っても良いと思ったのだ。浩子本人には絶対に言えなかったし、奥村や申橋に伝えるのもなんとなく気が引けた。名月は友人だから言った。

 しかし「友人だから」と言うよりも、名月に言ったところで状況は何も変わらないと、わかっていたから言えたのかもしれない。名月は年上とは言え子供の部類だ。しかも部外者である。

自分がガタガタ言うことで、奥村や申橋に余計な負担をかけるのは心苦しかった。だからこそ打ち明ける相手に名月を選んだのだ。

「よりによって浩子さんに引き取られるの?」

「他にいないから」

「じゃあ浩子さんが冬道んちに引っ越して来るの?やだなぁ」

 名月は露骨に嫌そうな顔をした。恐らく、名月は浩子が苦手というよりも、長男の直樹が気に食わないのだ。名月と直樹は年齢が近い。冬道が見る限り、二人の相性は悪いものではなく、むしろ気が合いそうに見えた。冬道すらそう思ったのだから、周囲の人間もまさかこの二人が犬猿の仲になるとは思わなかっただろう。

 冬道の中に印象深く残っている出来事がある。冬道がトイレから居間へと戻ってきたら、直樹が名月の襟首を掴んでいた。普段おとなしい二人が、口汚く罵り合っている。理由は知らない。周囲の大人はあっけに取られている。座卓の中央には寿司の入った桶があり、それぞれの座席には醤油の入った小皿が並べられている。

 名月が何かを叫び、襟首を掴んでいた直樹の手を思い切り振り払った。その瞬間、醤油の入った小皿が宙を舞い、その時着ていた名月の真っ白なシャツは使い物にならなくなったのだ。

 しかも一度きりじゃない。二人が顔を合わせるたびに、毎回これに類する事件が起こる。殴り合いに発展したことがないだけましだ。人間には、どうしても気が合わない相手というものが存在するのかもしれないが、うんざりである。当然、直樹がこちらに来ているときに名月が明円家を訪れることはなくなった。

 浩子、並びに直樹が引っ越して来るのが嫌だという名月の言い分は真っ当である。周囲もうんざりしているが、本人たちが一番うんざりしているだろう。わざわざ近所に引っ越してこられるのは困る。

 しかし、その心配は必要ない。浩子たちがこちらに引っ越してくるのではなく、冬道が向こうに引っ越す話になっているからだ。

「いや、浩子伯母さんたちがこっちに来るんじゃなくて、僕がT県の浩子伯母さんちに行くみたい」

「えっ、じゃあ冬道んちどうするの。あんなでっかいの」

 そもそもの話、孤児が親戚に引き取られるとなると、真っ先に孤児が親戚宅に引っ越すことを想定するだろう。しかし明円屋敷となると、親戚側がこちらに引っ越してくるという名月の考えもわからなくもない。

 明円屋敷はとにかく大きい。初めて見た者は民家とは思わず、美術館か何かだと勘違いするかもしれない。というのも、敷地内には無造作に彫刻作品が転がっているからだ。明円勇の弟子が彫ったものらしい。

 そして、明円屋敷は屋敷自体が変わった形をしている。元々は普通の平屋だったのだそうだが、戦後に増改築を繰り返した結果、現在は仏寺と西洋のチャペルをごちゃ混ぜにしたような摩訶不思議な建造物となっている。

 屋敷自体は立派でもなんでもないのだが、とにかく広い。離れの小屋、アトリエ、蔵、更には地下まである。それどころか、日向山自体が明円家の敷地だ。人に貸している土地もいくつかある。

 これだけの規模になると、土地と建物を整理するだけでも楽ではない。冬道が磯山家に引っ越した場合、屋敷は売却するのだろうか。売却しなかった場合、誰が管理するのだろうか。そもそも、父親の遺産を売却する権利を磯山家は持っているのだろうか。冬道は何も聞かされていない。

「よくわかんない」

「適当だなぁ」

 名月はその場にしゃがみこんだ。

「やだよ、冬道がいなくなるの」

不良生徒のようにしゃがみこんだ名月がぼやく。先程までお上品を装ってすまし顔を取り繕っていたのに、今では完全に化けの皮が剥がれている。冬道は少し笑ってしまった。

「あのオバサン冬道の遺産が目当てなんじゃないの。引っ越したら殺されるよ。絶対引っ越さないほうがいいよ」

 言いたい放題だ。根拠のない暴言を吐きまくる名月に、冬道は更に笑ってしまった。安心した。引っ越しを悲しんでくれる人がいる。

 そして悲しい。父親が死んだことはどうでも良いが、奥村や名月と別れるのは悲しい。だが名月も悲しんでくれた。それで満足だった。

 込み上げる来るものがある。喉の奥に、熱いような、温かいような。

この気持ちを名月に伝えてみたい。だがなんと言って良いのかわからない。

 しばらく悩んだ挙げ句、冬道が口にした言葉はテンプレートのようなありきたりな台詞だった。

「引っ越したら、手紙書くよ」

名月は納得がいかないようで「えええぇ」と抗議の声を上げた。

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