私メリーさん。質問タイムなの。
「……落ち着きましたか……?」
「はい……お騒がせしました……。あまりに恥ずかしすぎて……えへへ……」
「ン゛ッ゛……よ、よかったです……!」
……香さん……?
なんか、一瞬悶えた……???
「かおちゃん、可愛いモノ好きだからね。多分……君を見て悶えぐまもごぐみもmgmm」
「ちょっと黙りましょうか?赤崎くん?」
……ギャグだな〜……。
「あ、そういえば自己紹介がまだでしたね。はじめまして、DDOではガイドさんの音声の元になりました。三嶋 香です。香ってよんでください!よろしくお願いします!」
「むぐーっ!むぐーーーっっっ!!!……ぷはっ……!かおちゃん!!!鼻まで塞ぐのは違うでしょ!!死ぬかと思ったー!!!!あ、騎士団長の元になった赤崎 千明です!呼び方はなんでもいいです!よろしく!!!」
……キャラ逆では????
「えっと……一般プレイヤーです、メリーって名前で遊んでます。目宮リリです……。私もなんでも大丈夫です。よろしくお願いします……?」
「……えっ!?……メリーちゃん!?この子が!?あのメリーちゃん!?すごい!こんなにちっちゃいのに!すごい!」
「……えっ、ちょ、そんなちっちゃむぐっ!ちょっ、抱きつかなもごもごもご」
「……か、かおちゃん?確かにこんな子が噂のメリーさんって言うのはビックリしたけどさ、困惑してるし窒息してる「すげー!かわいい!えーっ!!かわいーーー!!!!」
「いやっ……!かおちゃん!ほんとにだめだって!いくらメリーさんがかわいいからって押し倒すなーっ!!!かおちゃん!かおちゃーん!!!!!!」
☎
「取り乱しました。すみません……。」
「……いえ、大丈夫ですよ……」
大丈夫じゃね〜!憧れの大物声優さんから抱きつかれるとか……無理ー!!!!
「……それと……赤崎さん、止めてくださってありがとうございます……。」
「あ…あはは…大丈夫だよ……でも…もう……勘弁……」
……燃え尽きた……。
「さて、スタッフさんからは顔合わせ済ませて仲良くなってくださいと言われたわけですが……。」
「……あー……」
「……気まずい……ですね……。」
「……そうだね……よし、ならタメ口で話そうよ。」
えっ
「あ、それいいですね。でも、私……いや、ボクはこれがラフなのでこれでいいですか?代わりに一人称ボクに戻すので……。」
えっ、ずるい。ってかいつも聴いてるボクだ!かわいい!
「いいよ」
えっっっっっっっっ???
「……わ、私も敬語でい『だめ(ですね〜)』
……おわった……。
「……わ、わかりました……でも、私も普段は敬語だからたまに敬語でちゃうけど、いいですか?」
「いいですよ。というか、既に出てますしね〜。」
うっ……慣れてないんですよ……。
「……はははっ!ほぼかわらんな〜これ!まあいいか!」
「早速、お互い知らないことだらけでしょうし、色々質問していきましょうか!」
「それ、いいね〜。」 「そうで……だね。」
「じゃあ、リリーちゃんからどうぞ。」
「んー……じゃあ、なぜ声優をやり始めたんで……やり始めたの?」
「ボク、実はお嬢様みたいに育てられたので人前での演技には自信があったんですが……顔を出して演技をする事が苦手なので自然に声優になりました。実際なってみると、演技力以外も必要になってくるんですよね……甘く見てましたよ……。」
「俺はなる気無かったんだけどね。元々ただのバイトで入ったエキストラだったわけだし……で、そこで今の事務所に目ェ付けられてね。俺がこの界隈を入った時って、声優が極端に少なかった時期だったからエキストラにも目をつけてたみたいだ。運がよかったよ。」
「さて、今度は……」
…かおちゃんがわくわくしている……
「……かおちゃん、いいよ。」
「!!!っえっと!メリーちゃん!付き合いませ「かおちゃん?」(……チッ)「かおちゃん????今舌打ちした???」
「……私もDDOやってるんですけど、フレンドになってくれませんか?」
……それ質問じゃないのでは……?ってかいま付き合ってって聞こえたような……速攻赤崎さんが止めてたけど……舌打ち……っていうか!フレンドになってくれるの!?
「いいんですか!?そんなの、私からお願いしたいくらいです!!」
「あ、じゃあ俺も!俺も!!あとメリーさん口調!オール敬語になってる!」
「赤崎さんもいいよ!嬉しくて敬語になっちゃった!」
『やったー!』
「っていうか嬉しくて敬語とかかわいー!!!」(メリーさんに飛びつく)
「ぎゃー!!!」(香さんに覆い被さられる)
「かおちゃああああん!!!!!!!」(香さんを止めに腕を掴もうとする)
ガチャ……
「あの、そろそ……ろ……」(ソファーで上手いこと見えていない)
「……失礼……しました……?」(誤解)
『……違う違う違う違う違う違う!!!』
【あとがき】
すらんぷです。
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