私メリーさん。今戦闘中なの。
身体に浮遊感が走る。
何も見えない。
しろい。ただひたすらに。しろい。
まるで、景色が白く塗り潰され何も見えないジェットコースターに乗らされている。そんな感覚。
………………
…………
……
「不思議な感覚だった……」
魔法陣に乗って数秒後、私はどうやらテレポートしたようだった。
テレポートのその先、いわゆる転移先はとてつもない物だった。
目前に広がるのは実にのどかな街並み!!
多種多様な食物、植物の匂い!!
【始まりの街 ヒストリア】
そんな表示を無視し、私はずっと見蕩れていた。
「……すご…い……。」
思わず声が出てしまった。
勿論街並みも素晴らしいのですが、実に評価すべきはその【背景】でしょう。
先も言ったように、街並みだけみれば実にのどかな街です。
しかし、問題はその背景です。
東には先が見えない、恐らく相当に巨大であろう森。
西にはのどかな平原。
南にはかなり大きな海にも思える湖。
北には荘厳で威圧感を抱く程の高い山。
一見言葉にすると混沌としているこの背景は、実際に見てみると上手く混ざりあっています。
分かりやすく例えると…
ギャグアニメの主人公がシリアスアニメの世界に入り込んできたけどなぜか全く違和感がない。
みたいな……。
え?分かりにくい?……そっか…ごめんね……。
まあとにかく、凄まじいんです。
こりゃ涙無しには見られない……。誇張抜きで……。
……いや、見蕩れてる場合じゃないですね。先に進みましょうか。
とりあえずワープポイントは設定出来ているので、回復薬を買ってからギルドに行ってクエストを受けて狩り……ですかね。
早速行きましょうか!
───敵視点───
よぉ、ホーンラビットだ。
俺は
巷では最弱と名高いようだが、それ、強いって意味だよな?
まあいい、少し気になっていることがあってだな。少し前、ダチから少し不穏な噂を聞いたんだ。
なんでも " とあるホーンラビットが「うし…ろ…?」って言った後、そいつはいつの間にか首を切られて死んでた " らしくてな……。
まあどうせ嘘だろうが、警戒するに越したことはない。
いつの間にかと言っているが、そんな誰にも気付かれずに仲間を殺せる奴なんて、俺はこの辺じゃ見たことがねぇ。
もしかしたら北の山から"化け物"が降りてきたのかもしれないとか、正直考えれんことも無い。
何もないといいが……
プルルルルッッ!!プルルルルルルッッ!!
……は?
『私メリーさん。今、あなたのうしろにいるの。』
綺麗で、透き通った声だった。
その声を聞いた瞬間、いつの間にか意識は無かった。
俺の首は、敵を認識する前に飛んでいた。
───メリーさん視点───
「ふ〜!」
ホーンラビット15体おわりー!
思ってたより楽だったけど、単体攻撃しかできないので回転効率は悪かったですかね……。
やっぱり電話━━いやあれ電話じゃなくて思念では…━━をしないといけないのが厳しいです……。
まあ、この辺りは後に改善されるでしょう!
さて!納品しにいきましょー!
☏
「はい。」
はい。
やりすぎました。レベルは5に上がり、お金も半年分の宿代くらいは溜まっています。
あの後、ゲーム内時間で丸々2日間レベル上げをしていたらいつの間にかこんなことになっていました。
スキルに「闇魔法」が追加されていました。
このゲーム、魔法は自分で作ることが出来るのでスキル名が無いんですよね。
なのでスキル名もわかりやすく自分で作らないとダメなんですが……。
「ねむすぎる……」
ゲーム内時間で1日経つと、現実では約3.43時間ほど経ちます。
さっきも言ったようにゲーム内で2日経ってるので、6.86時間ほど遊んでいます。
ゲームにログインしたのが15:00なので、リアル時間だと21時~22時くらいですかね。
いいこなのでいつもならもう寝てるんですが、今日は夜ご飯も食べずにずっと遊んでたのでやばいです。
特に眠気が……あとおなかもすいてる……
あー……お茶漬けたべてねよ……
【あとがき】
正直能力を考えるのがめちゃくちゃ難しいです……しょんぼり……。
かなり短く、話も雑ですが申し訳ない。モチベが上がらないのにダラダラ書いてたらこんなことに……。あ、でもホーンラビット視点は書いてて楽しかったです……
つぎからがんばります……ぺこり……。
次→10月16日 22:00
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