136 スケブ
(画材店でイラストを描く画材を選ぶオタクちゃんこと真野と画材に興味津々のギャルちゃんこと有紗)
「ミリペンはちょっと太めと細かく描ける細いペンがあればいいかな……あとは着色するもの……色鉛筆とか持ってる?」
「中学のころの、すいさい? 絵の具持ってる」
「うーむ、紙を選びそうだなあ。マーメイド紙高いんだよなあ……じゃあお値段かわいい目の色鉛筆買おう。アルコールマーカーはちょっとマジすぎるかな」
「アルコールマーカー?」
「これ。漫画家さんとかも使うやつ」
「うわ高! 一本250円?!」
「それでも安いやつだよ……セットのやつとかあるけど、これは本気でやるってなったときまでやめとこうか」
「そうだね……いっぱい必要みたいだし」
「じゃああとはスケブかな」
「す、スケベ?!?!」
「スケッチブックだよ……紙は厚めの方が描きやすいから。コピー用紙は安いけどペラいから」
「なるほど〜。じゃあこれとこれとこれください!」
(画材を買う有紗)
「よし。で、何から描いたらいいの?」
「描きたいものを描いたらいいんだよ」
「うーむ……描きたいものかあ……なんかかわいい服着た女の子描きたい」
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