39 回復アイテム
(家に届いたドールさんの開封の儀をするオタクちゃんこと真野)
(そんなことが行われているとはつゆ知らず真野の好きなゲームをするギャルちゃんこと有紗)
「ふおお……見本写真よりかわいい……下まつげめっちゃ細かく描いてあるし洋服もすごい……!」
(唐突に鳴り出す真野のケータイ)
「も、もしもし?」
「マヤちゃん! ユーイ死んじゃった! これ神々の息吹使えば助かる?!」
「(ああ、ついにそこまできたか)神々の息吹は戦闘不能から回復するアイテムだけど、ユーイはお話の中で死んじゃってて、戦闘不能になったわけじゃないから」
「じゃあ生き返らないの?!」
「うん」
「嘘だあ、そんなあ、ユーイ……」
「でもお話面白くなるのここからだから。ユーイの分まで戦うってシギくん言ってたでしょ? クリア後のやりこみにもユーイ登場するよ」
「ほんとに? じゃあもうちょっと頑張ってみる。あ、ドール届いた?」
「うん。すっごいかわいいよ。あとで写メ送るね。アリサちゃんのおかげでお迎えできたからうれしい」
「えへへ……とりま、頑張って次の街まで進めてみる」
「その意気だよ!」
「じゃーね! 取り乱してごめんね!」
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます