第5話 進化
銀に出会って今日で3日。
毎日銀とレベル上げにいっているが、銀のレベルが全く上がらなくなってしまった。
これどうしたらいいんだろう。
経験値もたまってない……。
これじゃレベル上げできないよぉー。
もしかして、レベルこれでカンストしてんの?
早すぎない?
だってまだLv.10だよ!?
私はまだまだレベルが上がってるのに。
ついにスライムじゃレベルが上がらなくなっちゃった?
いやいや。ゲームの世界だったら上がるよね?
もしかしてガチでカンストした?
んー。もしかしたらだけど。
種族ごとにレベルの限界があるのかも?
ゲームの世界だったら、レベルカンストしたら、進化できるけど……。
…………。進化?
あぁ!!!そうだ!進化だ!
やっと理解できた!
この世界はゲームと同じで進化できるんだ!
そういや、この世界、レベルがカンストしたら、そのあとに進化に必要な経験値を集めなきゃならないって魔王様がいってたなぁ
あぁ、まだあんのかー。進化するのって大変なんだなぁ。
とりあえず鑑定で必要な経験値を見ようっと。
鑑定っ!
えーっと?進化に必要な経験値は……。
え?200?
たったの200でいいの?
それだったら、スライム狩りで大丈夫だね!
(ちなみに、スライム一匹で得られる経験値は15。)
*
はぁー。前に倒したドラゴンとは違い、
スライムってなかなか経験値が得られないから大変だなぁ。
この場に無数のスライムがいたらいいのになあ。
そんなこと言ってたらーっ!
大量のゴールドラビットが来たよーっ!
こっからは、スライム狩りじゃなくて、ラビット狩りになるね!
銀の進化のための養分になってもらうよ!
*
ふぃー。疲れた~。
あのうさぎ、無駄に固いのに攻撃力がすんごい高いなんて。
これはSPがやべーですわ。
はぁー。お腹減ったぁ。
さっきの金色兎のお陰で銀は、進化に必要な経験値がたまったと思うけど……。
とりあえず鑑定!
あーっ!進化に必要な経験値たまってんじゃん!
やっとこれで進化できるよーっ!( ^-^)ノ∠※。.:*:・'°☆
さーてと、城に戻って、進化を開始しますかー!
*
「ただいまでーす!」
「お帰りなのだーっ!」
城に帰ると魔王様が迎えてくれた。
いつもならこんなことはないのに。
「珍しいですね。魔王様がお出迎えなんて。」
「銀が進化できるようになったんだろ?銀の進化が気になるから迎えてやったのだ!」
いつからそんなことを知っていたのだろうか。
まぁ、細かいことは気にしないでおこう。
「さあさあ!早く部屋に入って進化させるのだ!」
私の方より魔王様の方がワクワクしている件について。
*
自分の部屋に入り、銀を寝床に寝かせる。
進化には少し時間がかかるそうだが、力の弱い魔物ほど進化の時間が遅くなるそうだ。
どうしてかは知らないが、魔王様がそういっていた。
どうなのかな。
進化は主に力や身の守りが上がるそうだが、希に見た目も変わるらしい。
見た目や力の変化は個体によって違うらしい。
魔王様がこんなに豆知識を教えてくれるのは初めてだった。
この世界では常識らしいが。
まぁ私は転生して来たので、全くこの世界のことは知らないんですが。
まあ知識として記憶しておきましょう。
そんなことよりーっ!
銀の進化を始めなきゃ!
「……。」
魔王様がめっちゃそわそわしていらっしゃる。
*
銀の進化を初めてからかなり時間がたった。
ちらちらと銀の様子を見ているがなかなか目を覚まさない。
まだ進化の途中なのだろうか。
まあそんな早く進化が終わることはないだろうな。
前世の転生系のアニメはそんな感じだったなぁ。
進化とか。スキルとかー。
たまには主人公がチート級の強さになっちゃったりしてー。
まあ私がいる世界もそんな感じだけどね?
今でいったら魔王様がチート級なんだけどね?
まあ私も進化を重ねたら最強になっちゃうんだろうなぁ。
なんかねむくなってきた。
ううぅっ……。
*
んんっ。はっ!
知らない間に寝ちゃってた!
外は!?
…………もう朝かぁ。
て言うか銀は!?銀の様子を見に行かなきゃ!
*
「銀!」
「クーン?」
部屋にはいると銀が寝床に座っていた。
「きゅん!」
私が顔を出すと、銀は嬉しそうに私に飛び付いてきた。
進化後の銀は少し大きくなっていた。
*
「魔王様。おはようございます!」
「おはようなのだ!そういえば銀はどうしたのだ?」
「ワンッ!」
銀が魔王様に飛び付く。
そのときの銀の表情はとても嬉しそうだった。
*
そういえば銀って進化したけど、種族ってどうなったんだろう。
さらにかっこいい種族名になったとか?
鑑定!
えーっと。
シルバーフレアウルフ。なんか名前にフレアがついてるなぁ。
もしかして、進化して火が操れるようになったとか?
そういうけい?
そう言うことでいいのかな?
外で試してみよ。
*
えっと、とりあえず実験台は前倒すのに手こずったゴールドラビットでいいか。
気になるのは攻撃手段だよねー。
じゃ!やってみよー!
…………。
わーお。名前の通り火が操れるようになってる。
しかもゴールドラビット跡形もなくなったし。
火力やばすぎでしょ。
まあいいや!これでレベル上げも楽になるし。
さーてと。またレベル上げ再開しますか!
後書き。
後半ネタ切れで頭ドッカーーーーーン。(笑)
新しい魔物出そうと思って書いたけど考えた名前ダサすぎてワロタ。
進化後の銀の種族の名前もテケトー過ぎてお首スッポーン(?)
そんなことよりどうだった?
面白いと思ったらフォロー(follow)よろしくねー!( ^-^)ノ∠※。.:*:・'°☆
じゃ!またお会いしましょう!
バイバーイッ!!!
イエエエエエエエエエエエエエエエエイ!!!!(あたまおかしい人の図)
次回「海の魔物」
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