第6話 家族崩壊

父は母に相談した。「落ち着いて聞いてくれ、実はキングオブ怪盗のリーダーはあの子なんだ。」と言うと、母はその場に立ち尽くしてしまった。「俺は分からないんだ、何故あれ程まで正義のヒーローに憧れていたあの子が、大泥棒集団のリーダーになんてなったのか。」すると母は泣きながら、「ごめんなさい、私の責任です。私が厳しく毎日怒っていたから、こんな事に。」父は母に優しく「そんなことはないよ。君が悪いわけじゃない。」と言った。母は、「あなた、これからどうするの?あの子を守るの?それとも捕まえるの?」父は「守りたいが、守るためには私達は捕まえなければならない。私達も腹をくくろう。」母は、「ええ!」とうなづいた。そして、2人は決断した、自分たちの息子に罪を償ってもらうことを。その頃キングオブ怪盗は新たな狙いを定めていた。僕は、「次は、日本だ。我々は世界を股にかける大泥棒集団となるのだ。」マイクは、それに付け加えた。「今回の目標は、日本の日本生命の博物館に貯蔵されている。ゴッホのひまわりだ。」「いや、マイクもっといいことを考えたぞ!世界にある5つのゴッホのひまわり全てを同時時刻に盗むのだ。」マイクは驚いた顔をして、「なるほど、そうすれば我々の名前が世界に知れ渡りますね。」「では、準備開始」「了解」

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る