繰り返す / みょうせい

追手門学院大学文芸部

第1話

 鈴虫が鳴き、乱立する住宅の電気も消えあたりが暗闇になる午前三時、僕の部屋にはまだ電気がついている。

 僕は若者だ、しかし皆が寝静まる中若いからと夜中まで起きて遊ぶような人間ではない。ではなぜ僕が起きているのか、それは明日提出の課題をしているからである。

 普通の人間は前日に課題を残していても一、二時間で終わる程度には終わらしているだろう。だが僕は違う、前日まで何もやっていないからこんな夜遅く、日を跨いでも課題をしているのだ。

 このような時僕はいつも自己嫌悪に陥る。なんで早めにやっていなかったんだ、なんで計画を立てて行わないのか。

 前回も同じことをした。前回もギリギリまで課題には手を付けず、スマートフォンやゲームを維持っていた。そして課題を終わらせた時には窓から朝日が入ってきていた。この時も次からはこのような事はやめよう、計画立てて終わらせようと思ったはずだが結果はこれだ。

 反省したはずなのに繰り返している、このことが自己嫌悪を加速させる。

 そんなことを思いながら課題をしていたら遂に終わらせることが出来た、めんどくさいから見直す必要もないだろう。

 窓から外を覗くと朝日が昇っているが、ずっと起きていたせいか眠気は無い、だが横になって寝ないといけない。なぜなら前回眠気が無いからと寝ないでいたが結果として授業中ぐっすりと寝てしまった。せっかく課題を終わらせたのに授業中に寝て評価が落ちてしまっては意味がない。

 そう思い布団の中に入り目をつぶる。このような事を二度としないと誓いながら。



 提出物も無事に提出できたが、また新しい課題が出てきてしまった。今回は前回のようにならないように今日から始めよう、けどとりあえずスマートフォンでも弄ろう、夜遅くまで課題をやっていたからな、休憩は必要だ、少し弄った後にやればいいだろう。

 スマートフォンを弄っていたら少し眠くなってきた、まぁほぼ徹夜みたいなことをしていたからだろう。寝よう、そして起きたら課題をしよう。

 そう思い僕は布団の中に入っていく。





 後書き

 どうもみょうせいです。

 前回は歴史っぽいもの書きましたが今回は現代っぽいものを書いてみました。

 書きたかったものは他にありましたが、自分では書けなかったのでこのようなものを書きました。正直うまく書けたかわからないので少し怖いです。

 今回の主人公はほぼ自分ですね、今書いている時間も提出期限ギリギリという。なので次回こそは余裕を持って自分の書きたいものを書けるように今から準備しましょうかね、まぁ疲れたのでゲームしてからですが。

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