はい、男は本能に勝てません

 お久しぶりです

 少し余裕が出来たので書きます




 ▂▂▂▂▂▂▂▂▂▂




「よーし、今日で一学期も終わりだがお前らー、夏休みだからって羽目外しすぎるんじゃねーぞー」


 ふぅ、やっと今日で一学期が終わった

 夏休みに入るし少しもアイツらと顔を合わせる機会も………


「植くん!明日海行こ!」


 ………………そんなことあるわけなかったわ


「なんでまた急に海に行きたいなんて……」


「最近新しい水着買ったんだ!それを植くんに見せたいの!」


 んん?水着って………


「お前去年も買ってなかったか?水着壊れたのか?」


「うん、この間、植くんと一緒にお風呂入ろうとしたじゃない?」


「………………………うん」


 あれは一緒に入ろうとしたと言うより、乱入しようとした、の方が正しいと思うんだが……


「そ、それでね?植くん、せめて水着かなんか着てきて、って言ったじゃない?」


「………………………うん」


 だっていくら断っても脱衣所で服を脱いでる衣擦れの音が止まらなかったんだもん!


「でね?水着を着けようとしたんだけど………壊れちゃって」


「ああ………」


 だからあの時急に、あ!なんかお腹痛くなってきちゃった!ごめん!やっぱり今日はいいや!って言い出したのか。まぁ、俺的には理性が助かって良かったんだけど………


「お前、もしかして太っ………」


「それ以上言ったら私に二度と逆らえないように調教するよ?」


「申し訳ございません」


 こっわ!怖すぎるだろ!今光の速さで首元にシャーペンが突き出されたんだが?!


「まったく……植くんは少しデリカシーってものを学んだ方がいいと思うよ?………私以外の女から学んだら許さないけど………」


「おっしゃる通りで…………後半なんて?」


「なんでもない、それで話戻すけど、明日海行こっ!」


「えぇ…………」


 夏休み初日はのんびり家でゴロゴロしてたいんだけどなぁ………


「…………………私の水着、見たくないの?」


「んぐっ、」


 見たくないと言ったら嘘になるが……!!


「あーあ、せっかく植くんに喜んでもらおうと思ってエッチなの選んできたんだけどなぁ」


「んぐぅ!」


 くっ…………!佳南のエッチな水着姿……正直言ってものすごい見たい!でも!明日休めなかったらこの夏休みの間、のんびりできる日がない予感がするんだ………!(過去の経験則)


「い、いかな…………」


「ねぇ?なんで水着が壊れたか分かる?」


「え?」


「……………おっぱい、去年より2段階も成長したからだよ♡」


「行かせていただきます」


「やった♪︎明日、楽しもうね♪︎」


 …………本能には勝てなかったよ………


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