はい、救いの女神(妹)です

「いや、何言ってんの?死ぬのは君と先生とそこの後輩だよ?」


 か、会長?なんで準備体操をしてるんですか?


「いやだなぁ~、何言ってるんですか会長さんったらぁ~………………殺すぞゴキブリ共が(ボソッ)」


 く、海月しゃん?今ボソッって言ったのは冗談だよね?冗談だと言って!


「ガキ共が………白黒つけてやるよ」


 せ、先生?教師は生徒を導くのであって殺すのは如何なものかと!


「あぁ?」ギロッ


 ひいっ!何も思っておりません!


「はぁ…………どうせ今から何をしたって長い時間一緒にいる私が勝つって決まってるのに………まぁいいわ、植付くんの周りをウロチョロされるのもいい加減やめて欲しい死ね」


 か、佳南さん?なんか最後の、しね、って部分だけ怨念こもってませんでした?


 バチバチバチ


 誰か………助けて………


 プルルルル


 神の着信だァァァァァ!!!!!


 バッ!


「ひいっ!」


 なんでみんなこっちを一斉に見たの?!


「「「「女?」」」」


 ち、ち、ち、着信相手は…………


 着信 魅空みそら


「「「「…………」」」」


 ひいぃぃぃぃぃぃぃぃ!!!!!無言でこっち見ないでよぉ!この着信相手………


 妹だよぉ!


 と、とりあえず出よう……


『お兄ちゃん!出るのが遅い!』


「ギャッ!電話越しにデカい声出さないでくれよ、魅空。んで、どうした?」


『どうしたもこうしたも!今何時だと思ってるの?!ご飯作ったのに食べられないじゃない!』


「え?何時だと思ってって……そんなに時間は経ってないはず……」


 9:28


 え?!9時?!学校が終わったのが大体3時だから……あれから6時間も争ってたの?!


『早く帰ってきて!お腹減った!』


「ごっ、ごめん!すぐに帰るから!」


 ヤバい!魅空を怒らせたらまた俺のコレクション(性癖の詰まったファイル)がまた1つ無くなる!それだけは阻止せねば!


 ガシッ


 え?


「「「「まだ話は終わってないよ?」」」」


 だから相手は妹だってぇぇぇぇぇぇぇ!!!!!








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