デススクール
あくごうろん
第1話 デスゲーム
俺は刑務所の通称ブタ箱にいる。つまり、俺は犯罪者だ。なぜ俺が犯罪者になったのか。それは、会社が倒産したため、借金が一千万円にもなったのだ。返すことが出来ずに窃盗をして捕まった。今日も仕事かと思っていると、俺の担当の警察官の山田さんが来た。そして俺に「777番今日出所だそうだ。」と言った。俺は刑務所では777番と呼ばれている。「山田さんでも俺出所しても、また借金に苦しむだけです。」すると、山田さんは「そうか、それなら良いことを教えてやろう。」俺は山田さんの話に耳を傾けた。「勝てば賞金一億円のゲームがあるのだが、挑戦してみないか?」俺はゲームが得意な方だ。だから、俺はすぐに決意した。そして、大声で言った。「挑戦します。」「よし、分かった。では行くぞ。」俺は驚いた。「今からですか?」「ああ、もちろんだ。」俺はまさかあんな残酷な目に遭うとは、思ってもいなかった。俺は山田さんに案内され、廃校となった古びた学校の教室に案内された。そこには、五人の男性と六人の女性がいる。「山田さん、この人達は?」「君と対戦する人達だよ。全員、君と同じ借金持ちなんだ。」それを言い終わると山田さんは、いなくなってしまった。すると、ピンポンパンポンと放送が流れた。それから、「皆さんようこそ、デスゲームの会場であるこのデススクールへ。」(デスゲーム?山田さんが言っていたゲームって、デスゲームのことだったのだ。それにしても、パソコンのないけど何でやるのだろう?)「ではルール説明を行います。皆さんは教室の中にいるプレーヤー全員の名前を知りません。しかし、全員必ず一日一回プレーヤーの本名を投票用紙に書いて投票箱に入れて下さい。そして一番投票数が多かった人は脱落します。二人以上いる場合は誰も脱落しません。そして、投票ができなかった人も脱落します。しかし、普通にしていたら誰の名前も分からないため、一日一回ランダムでプレーヤーの知り合いをここに招待します。その人に聞き出すことが出来ます。では、頑張って下さい。」放送が終わると俺は一人の男性に話しかけられた。「はじめまして、俺の仮名はカー、元々、車会社の社長の息子なのですが、倒産してしまって借金持ちになってしまいまして」といいながらカーは頭をかいた。そして俺に、「あなたの仮名は何ですか?」と聞いた。俺は「それがまだ決めてなくて」と答えた。すると、カーは「では一緒に考えましょう。お仕事は何をされていたのですか?」と聞かれたので、俺は「ICTの仕事をしていました。父が社長だったので。」と言うと、カーは「ではアクトにしたら?」と言った。俺は「分かった、そうしよう。」
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます