第3話 『即死魔法ねぇ(笑)そんなの決まるわけないだろう!! お前はブスなんだから!!ブス娼婦にでもなってろブス!!』

 「はぁ、たったの1000万カッパーで許してあげようと言ってあげているのに、

感謝もしないどころか私を殺す?

はぁーやれやれ。やってみなさいよ」

 やれるものならという話ですがね。

 「上等だ。お前のような即死魔法しか使えない魔女に俺様が勝てないわけがない!!」

 「闘技」

 「闘技」


 「どーりどりどり!!即死魔法なんて都合よく決まるとでも思っているのか!!」

テオドリグは毎ターン毎ターン確実にダメージを与えてきます。

はぁ、馬鹿の常套手段ですね。

知性知能が低い馬鹿程毎ターン確実にダメージを与えていく事に拘るのです。

私は知性知能が高いので毎ターン確実にダメージを与えていく事に拘りません。

私は賢いですから当然ですね。

即死魔法さえ決まれば勝ちなのです。

 しかし、即死魔法が決まりませんね。

何故ですか。何故私の即死魔法は決まらないのですか。

ずっと、ずっと努力してきたのに、それなのになんで即死魔法が決まらないのですか。

 『即死魔法しか使えない落ちこぼれ魔女め!!』

 『即死魔法ねぇ(笑)そんなの決まるわけないだろう、お前のような落ちこぼれ魔女には尚更無理だな!!

お前はブスなんだから!!ブス娼婦にでもなってろブス!!』

ずっと、ずっと虐められてきました。

誰も私を正しく評価してくれませんでした。

私は凄いのです。

私は本当は強いのです。

この闘技で私が本当は優秀で強い即死魔法を極めた最強魔女だという事を証明してみせます。


---リラエンヌ---

 「はぁ、お姉様ったら相変わらず即死魔法しか使えない馬鹿なのですね」

はぁ〜お姉様は馬鹿で即死魔法しか使えないボンクラ魔女なので、即死魔法に頼るしかないのでしょう。

即死魔法しかできないのでしょう。

 「あいつの即死魔法決まらないんだよな」

 屈強な美男子戦士ハットス・ターラントも言います。

ええ、本当にお姉様の即死魔法は決まらないのです。

 「即死魔法って使いこなせるやついないんだが。

あいつは馬鹿だから即死魔法を使いこなせていると思っているんだろうな。

思っているだけだな。

即死魔法なんて誰も扱いこなせないんだよ」

 優雅なイケメン魔法使いイレスター・オドウェイも真実を語ります。

誰も、即死魔法なんて扱いこなせないのです。

馬鹿なお姉様は即死魔法を極めているだのほざいてやがりますが〜お姉様に即死魔法なんて使いこなせませんよ〜。


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