第4話序章に過ぎないわ
本当はもっと苛めたかったけど仕方ない。
戦意喪失させるだけで今は十分だろう。
まぁ、私の知ったことではないが
上手く行けば国外追放だけで済むだろう。
アホ殿下と偽聖女は沢山の血を浴びて伸びている。
普段身につけている赤い薔薇の髪飾りには私の血液が仕込んであった。その血液を操り彼らを真っ赤に染め上げた。
まさかこんな奴らに使うと思わなかったが…
殿下が気絶して更に私が血の聖女だと分かったから王宮は歓喜の声で満たされた…。
人はやはり権力がある者に媚びを売る。
それを嫌う者も居ると思うが
私は違う。彼ら達はそうやって生きる
ことしか分からないからだ。
だから私はコレを微笑ましいとも思う。
自分の生き様を自分で選べることは幸福
だと思う。だからそれを否定しては
いけないのだ。
それに今日は私の誕生日パーティーだ。
私が暗くてどうする。
「…ねぇ、少し楽しんでもいいかな。」
私はそう問いかけ右肩に触れた。
「これから大変になったんだから今日くらい楽しめば?」
「そうだよね。ありがとう。シャードル。」
シャードルも一緒に楽しめたらいいのに…
安心した深く私はそう思った。
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