第12話
「ありがと...次は...姫抱っこで、私の家まで送って頂戴」
「ええええええ...」
「何よ、その嫌そうな顔...」
「私、そんなに重くないわよ。
ほら、くびれもあるの。結構痩せているんだから...」
そう言ってスーツの上着をめくって見せて。
綺麗なボディラインを俺に見せつけてきた。
「山野井さん、相当、酔ってますね...」
「体重は44キロなの...。その上腕二頭筋なら
軽々と運べるよね...?腹筋も凄そうだし...」
俺は確かに、学生時代は
バスケの強豪校のバスケ部にいたから、
マッチョといえばマッチョなんだけどな。
山野井さん家がどこか分からないからな。
そこはそれ、姫抱っこでどこまで運んだらいいんだわからないのはごめんだぞ。
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