第2話

俺の名前は山吹シンジ。今、25歳のシステムエンジニア。


本日俺は。

東大卒の無能上司に俺が提案したアプリ企画を独り占めされ、挙句、社長と仲良しなそいつによって会社を追い出され、ま、つまりクビになり。


ただ今、スーツのポケットに両手を突っ込みつつ、大変ふてくされた状態でボロアパートまでの道のりを帰る途中だった。


ヤケ酒も少し煽っていた。


だからまぁ、少し酔ってはいたんだ。

ま、千鳥足ってほどじゃないけど。


  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る