第6話

学校に着いてから授業を受けてあっという間に昼休み。優希と話していたら、こっちを見ている人がいた。

彼女の名前は 森 桜。身長は同じくらい。クラスのマドンナ的存在だ。


「どうした悠斗、あっちの方なんか見て。」

「いや森さんがこっち見てたから、それだけ。」

「おいおい、お前が見てたんだろ~」

こんな緩い会話をしていると、何かに睨みつけられたような感じがした。そっちを見るとまた森さんが見ているだけ。

(気のせいかな)

「そういえばさ、 こないだめちゃくちゃ面白い本あったんだよね~ マジで散財フェスティバル。」

優希の会話を聞きながら、なにか違和感を覚えた。

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