ストゥラトゥム・カルパー・テルミヌス

 世界は際限なく生まれていく。

 その世界自身が領域を広げ、また新たな世界を生まれる余地を発生させる。


 世界は平行・並列・上下・知的生命種が認識出来ない関係性も保持した。

 何処かの世界で生まれた知的生命種は何時か行き着く、何時かこの構造を理解する。

 そんな気付きを得た彼等は須くこの構造をこう呼ぶ。


 ストゥラトゥム・カルパー・テルミヌスと。


 畏敬の念、感謝の念。恐怖の念すら込めて呼んだ。

 積み重ねられる世界。それを生み出す標の神。


 ストゥラトゥム・カルパー・テルミヌスと。

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