ドローズ・モーメンタム ~自身の自由は他者の自由を無くす~
Uzin
設定・メモなど
※ネタバレが含まれますので、見たくない方は飛ばして下さい。設定メモ
※内容は随時(話が進む毎に)追加されますので、各自それぞれの判断で偶に読みに来てみて下さい。
・ドローズ・モーメンタム
グーグル翻訳(2021/10/09)にて「勢いで描く」を英語翻訳して出力された「
Draw with momentum」を少し
・摩臓
摩素を扱う為に後天的に増設される人体器官。
脳の周りにある薄膜と硬膜の間に増設される非常に薄い器官で、これにより脳でイメージした物を摩素に反映させ様々な事象を引き起こす。
・アルター
発達した科学技術により発見された摩素と、その摩素を活用する為に発達した摩素学によって開発された不老不死技術。
増設された摩臓を最大限活用する為の技術で、複雑な摩素制御能力が必要な為に、訓練だけで不老不死へと至るのは難しい所を、適性さえあればスキルデータをインストールするだけで不老不死になることが出来る。
だが、実際には国が種としての新陳代謝能力の低下による、種または技術等の停滞を阻止する為に、アルター…不老不死者の数をコントロールする為の方便で、摩臓を持っていてその摩臓を活用して肉体的・精神的に不老不死になるだけの、能力をあれば誰でもアルターになれる。
・ポッド
感覚的に外部装置を操作することが出来る技術。
自らの感覚と外部装置を繋ぐ為にポッド処理を行う必要がある。
ポッド処理を行うと、首の後ろの辺りにソケットが増設され、そのソケットに対応した接続子を接続することによって、感覚を繋げることが出来る。
・リアルオープンワールドタイプのゲーム
下位世界を創造しその中で遊ぶゲーム。
・ルーズ・オール・メモリー
本作の話タイトル。
グーグル翻訳(2021/10/10)にて「全ての記憶を失う」の英語訳「Lose all memory」より。
・古代サブカル
正式には古代サブカルチャー。
高度に発達した科学技術を獲得した文明から見た遠い昔に存在していたサブカルチャー。
読者目線で言いますと、今現在発展を遂げている様々なオタク文化・サブカルチャーを指す言葉。
・スキルデータ
技術や知識等をデータ化した物。
・スキルインストール
スキルデータをインストールする。
インストール方法は現在様々な方式が存在するが、本作の主人公記憶を無くした彼はポッドを活用してスキルインストールをする頻度が最も高い。
・同個体存在
所謂集合意識の一つの形態。
同じ個体から分裂することによって発生した個体全てが同一の個体として…同じ意識下に置かれる存在。
・同個体マイセリウム通信
同個体存在の特異な能力を活用した通信網。
如何なる距離・環境に左右されず、同個体存在であるコウマクノウキンが内包された通信デヴァイス(同個体マイセリウムインプラント等)さえあれば、通信が可能になるという巨大な国家であればある程に欲しいと思うテクノロジー。
・ルーデンス・テーレレェ
グーグル翻訳(2021/10/11)にて「なりきる遊ぶ地球」のラテン語訳「ludens Terrae」より。
・ルーデンス・テーレレェ年表概略
東歴元年
極東の地にエタ教の伝道士が現れる。
名称・出自の記載が一切存在しない。
東歴一九七九年
モンスターの活発的な活動が専門家により観測され、世界に危険勧告が成される。
東歴一九八五年
モンスターの出現数が増加。
各国はこれの対応に追われる。
組織的軍事行動が取れない地域の崩壊が始まる。
東歴一九八八年
鉄道・車道等の危険地域の維持の放棄が各国で見られるようになる。
東歴一九八九年
モンスターの能力が増大すると共に凶暴化が確認される。
航空交通手段の継続的な運行が困難になる。
東歴一九九一年
新たに生まれてくる子供達に授けられる神の寵愛、付与されるスキルの能力低下のデータが提出される。
東歴二〇一〇年
神の寵愛の消失。
新しく生まれてくる子供がスキルを授からなくなる。
高レベル者の高齢化問題が表面化し始める。
主人公ルーデンス・テーレレェに降り立つ。
東歴二〇二八年
主人公森から出る
・ルーデンス・テーレレェの文化・技術
イメージとしてはほぼ現在の変わらない文化水準と科学技術レベルを保持している。
これら技術は魔法やスキルの使用も含んだ物の為、様々なところで技術・文化の差が現実と比較するとみられる。
・ルーデンス・テーレレェの交通網の状態
嘗ては世界中を自由に移動する程に発達した交通網を有していたが、現在はモンスターの活発化と狂暴化の所為で実質分断状態に負い散っている。
危険を顧みず行動すれば移動は行えるのだが、陸・海・空それぞれの移動には、高レベルの護衛者や、国家運用レベルの武装組織の護衛が必須である為、危険とそれに対応するコストの兼ね合いから、大規模輸送の手段がほぼ封じられている状態である。
国家間のみならず、都市間レベルの移動にも不便がある為に、世界全体を通して徐々に食料困難の機運が高まりつつある。
・神の寵愛の消失
惑星ルーデンス・テーレレェでは、新しく生まれてきた子供には神から能力が与えられる。
与えられる能力は様々なだが、その時々の時世や子供の能力に即したものが与えられていると考えられていた。
これを神の寵愛とエタ教では読んでいた。
本作主人公が転移したときよりこの能力付与が行われなくなった。
この事件のことを「神の寵愛の消失」と呼ぶ。
東歴二〇二八年現在はそれほどでも無いが、東歴二〇一〇年当時の「神の寵愛の消失」事件が起きた頃は、スキルを授からなかった子供に対して様々な行動をする大人達がいた。
・エタ教
惑星ルーデンス・テーレレェで広く進行されている宗教。
種族繁栄の為の教義とそれを成す為の様々な教義が存在し、その為には貪欲に知識・技術を求める。
現在のエタ教は、様々な技術・知識を蓄え人々の精神的拠り所であり、科学技術の最先端を牽引する科学者集団でもある。
元ネタは穢多。
作者イメージは戦国時代頃の敬われ、恐れられていた頃の穢多をイメージ。
・エタ教教義
種族繁栄の為、繁殖行為については推奨する立場にあるが、無責任な行為はきつく禁止されている。
無価値な殺人の禁止
無価値な窃盗の禁止
此処でいうところの無価値とは、その場限りの感情に任せた行動によるもので、
自身の身を守る為、自身の命を繋げる為の行為であれば、これを許される。
ただし、この行為が発覚した場合、エタ教は殺害された親族や窃盗された本人に対して篤く保証を行い、これら行為を行ったものに介入を行っている。
・ヒニン教
神の寵愛がなくなっ後、気付くと立ち上がっていた宗教。
他の神を一切認めず、自らが崇める神のみを信じる一神教。
信奉する神の名がヒニン神。
破壊と創造を司り、新たな世界を生み出す神として信仰されている。
人々の中に紛れて活動を行っていたり、人里離れた地で自身を高めているもの等様々な形でヒニン神への信仰を行っている。
ただ一つだけ言えるのは、何かしらの破壊活動やその後の新たな世界の創造をどの様にするのかを考え、自身の技術を高めんとしていることが共通項と言える。
元ネタは非人。
作者イメージは、士農工商に属さないもので生計を立てている人達。
・ヒニン教ナ・ツーア宗
破壊と創造はヒニン神が行う物とし、我々はそれに感謝し信仰することで応える考えの者達。
対外的には穏健派と捉えられる事が多いが、他の宗教等に対して直性的な行動を起さないだけで、その実いつかは滅ぼされる立場にある存在であると、エタ教に代表される他宗教を見なしている。
元ネタはグーグル翻訳「2021/10/13」にて、ドイツ語で「自然」の意味を持つ「Natur」より。
・ヒニン教アクチー宗
ヒニン神の為に積極的な破壊活動と創造活動を行う者達。
スクラップド・ビルドを積極的に行う。
基本的に破壊活動は行うが殺人を行わないが、アクチー宗過激派と呼ばれる人達は、殺人も積極的に行う。
元ネタはグーグル翻訳「2021/10/13」にて、ドイツ語で「積極的」の意味を持つ「aktiv」より。
・ジポン帝国
現実世界の日本に位置する
名も無きエタ教伝導士が生まれた場所とされている地。
戦闘民族。
周囲を海に囲まれ防衛に適した地形を持つ。
この世界で過去二回行われた世界大戦で自領を守り抜いた。
領土が小さいながらも海底資源に恵まれている。
現在も海域の取り扱いに際して、海を隔てて隣接する大陸国家としばしばであるが衝突が起きているが、圧倒的な技術力に裏付けられた軍事力でこれを圧倒。
小さな大国と呼ばれ、ジポン国のみでルーデンス・テーレレェに存在する全ての国家と同時に戦争が出来るのでは無いかと言われる程。
入国は容易だが出国時の審査がかなり厳重で、半鎖国状態と言って良い状態。
来る者拒まず去る者留める。
・ライヒ連邦共和国
現実世界のドイツに位置する場所に存在する国家。
複数の下位国家の集合体で、各下位国家より選出された議員により連邦全体の方針を取り決めている。
憲法はライヒ連邦、法律は各下位国家(州政)に依存している形である。
国家運営は優れた遺伝と蓄積された知識により成すべしとして、貴族が執り行っている。
元ネタドイツで大きな国という意味を持つ言葉。
・カイザーライヒ
ライヒ連邦共和国の皇帝。
元々は帝国主義だった頃の名残で、嘗てこの地を統一した皇帝家の子孫。
現在は象徴的役割を担い、議会承認の儀式などを執り行っている。
・ライヒ連邦共和国の教育制度
現在の教育は貴族・市民隔てなく同じ学徒として扱われる。
全ての学生は基礎となる学問を学ぶ基礎クラスに所属し、年齢が上がる毎に専門の教育を受けることになる。
つまり、基礎クラスとは所謂ホームルームクラスと言ったところか。
この基礎クラスは学力テストの結果で一年ごとにクラス分けが行われる。
幼年教育
六歳まで
初等教育
六歳から十二歳まで。
基礎クラスのみが存在する。
義務教育。
中等教育
前期中等教育
十三歳から十五歳まで。
基礎クラスで基礎教育(語学・数学等)と後期中等教育に向けて、職業・学問各種専門性のあるカリキュラムが組み込まれる。
此処までが義務教育。
後期中等教育
十六歳から十八歳まで。
職業専門教育
実際に現場に出て教育が行われる。
主に生産業等。
上級専門教育
貴族や官僚向けの教育が行われる。
高等教育
学問の探求者を育てる。
さらに専門性の高い技術を学ぶ場。
所謂大学。
・シュヴァーベン大公州
現実世界のバーデン=ヴュルテンベルク州に存在する国家。
ライヒ連邦南西部に存在する大公が納める州。
嘗ては開拓された黒い森の中にも人々が生活を営んでいたが、神の寵愛の消失以前より深刻化していたモンスターの凶暴化により、現在黒い森は半ば放棄された状態になっており、これの対応に追われている。
避難民問題やそれに起因する財政問題を抱えているが、こういった問題はシュヴァーベン大公州だけの、ライヒ連邦共和国だけの問題ではなく、世界規模で同様の問題に起因する様々な問題が山積している。
ライヒ連邦共和国では南西に存在し、平地が少なく山と森に周囲を囲まれた都市がと街が存在している。
嘗てはモンスター素材を安定的に供給し経済を潤わせていたが、現在凶暴化しているモンスターを相手にしている為、素材を安全に確保することが容易では無い状況のに陥っている。
また、山と森に囲われているという地形の為、州内に存在する各都市や街等の規模は、北方の州に比較すると小さくなる傾向にある。
現在は森や山から下りてくるモンスターの駆除と、元は山間や林間に存在する開拓地で生活を営んでいた避難民の受け入れで、財政の圧迫が進んでいる。
モンスター素材の確保の問題と、輸送の問題も重なり経済回復のめどが立っていない。
この地域のモンスターは他の地域に出さないよう努めているとして、連邦議会から支援金が出てはいるがそれだけでは賄える状況では無くなってしまっている。
元ネタ神聖ローマ帝国初期に存在した大公領から。
現在は歴史的地方名として呼ばれている模様。
・ナロス伯爵領
現実世界のフィリンゲンシュヴェニンゲンに存在する。
シュヴァーベン大公州に存在する領の一つ。
歴史的に元は別の子爵家同士が納めていた隣り合っていた領であったが、中世後期頃双方共に巨大になった都市の間が二㎞程になってしまい、当時は領地を巡る度重なる小競り合いが状態かしてしまっていた。
近代になるにつれて、国家形態が再編された際に、この二つの領は一つの領へとなった。
片方のフィリンゲン子爵家は国家再編の憂き目に遭い取り潰され、ナロス子爵家が陞爵され伯爵家となり、両都市を管理運営するようになった。
この形に落ち着いてから百五十年近くの時が経っている為、既にこの地域に住んでいる者達に確執は特にない。
黒い森の東部に隣接し東側にフィリンゲン、西側にナロスと言う名の二つの都市が存在している。
二つの都市間は凡そ二㎞程の平原が広がっている。
双子都市とも呼ばれる元は別の貴族が納めていたこの伯爵領では、森の恵みと何歩に広がる平原地帯に存在する田畑で生計を維持していた。
現在は黒い森に利移設している都市区画の陣地化進められており、その他の都市外郭地域に関しても物々しい雰囲気が存在している。
周囲へ都市壁で囲われている物の、飛行型のモンスターも存在している為、日夜警戒が怠れない状況が続いている。
定期的にフィリンゲンの陣地から黒い森へとモンスターの個体数を減らす為の伯爵群が派遣されているが、凶暴化したモンスターを前に中々目標としている成果が上げられていないようである。
また都市国家間の移動は距離が短いが、モンスターが時折黒い森や周辺の散在する森や林等から流れてくるが、駆除自体は成功している為、それ程の危険性は存在していない。
伯爵家の屋敷はナロス側に存在している。
元ネタはナロスはフィリンゲンの古い市民を表した言葉らしい。
・フィリンゲン=ナロス
ナロス伯爵領の中枢都市。
ナロス伯爵領の行政の中枢。
西にフィリンゲン、東にナロスの街が存在し、二つの街を合わせて都市として認可されている。
双子都市とも呼ばれ、間に二㎞程の平原を挟んで存在する珍しい二つの街で構成される都市である。
現在フィリンゲンは西に隣接する黒い森から溢れてくるモンスターた対抗する為、要塞化が行われ、物々しい雰囲気が漂っている。
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