第6話「祖父… 大陰陽師、安倍賢生」
第1話で、くみと一緒に
竜太郎との苗字が異なる事に関しては、
老人には三人の息子がおり、くみの父親である
三男は、
賢生の正妻は初孫のくみが誕生した数年後にガンで死亡している。
話を戻すが、
かつては時代時代において天皇家や皇室、又は幕府にも官職を持って仕えて重用されてきたが、明治時代以降は官職も無くなり
多くの陰陽師は全盛の頃の面影を残すことなく、時代の流れと共に消滅していった。現代の日本においては数えるほどしか、その存在を確認出来ないほどであった。
しかし、その現代の陰陽師の中に有って
日本において、皇族方はもちろんのこと国家を動かす国の中枢にいる人々や、経済や産業方面でのトップにいる人々の多くが、この稀代の
しかし、その多忙の身である稀代の大陰陽師、
自身の初孫である
そしてまた、
日本の陰陽師にとって外国の、とりわけ他国であるギリシアの神話に登場する女神アテナの事などは知識としても承知してはいなかったのだが、
くみの誕生を誰よりも喜び祝ったのは、竜太郎とアテナの夫婦以外では
アテナが覚醒した時、竜太郎とアテナの二人から事情を聴き、アテナと孫のくみがそれぞれ女神の転生した存在だと知った後も、
孫のくみは
その
内容はニューヨークにおいて、世界中の呪術、妖術、魔術、占術等の現代の科学時代において
「キャー! おじいちゃん、カッコいい! すごいじゃない! 世界に認められてる証拠だね、くみ尊敬しちゃう!」
そして、ニューヨークの会場でスピーチを求められた
フォーラムが成功裏に終わり、出席者での打ち上げが開かれた。打ち上げの終了後、
「やったね! さすが私のおじいちゃん! くみの
とあった。これを見て、
「どうも飛行機と言う奴は好きになれんわい。何で竜太郎はこんなもんが好きなんじゃ。アイツは昔っから飛行機バカじゃったからのう。わしの
日本へ向けての飛行中、突然ジェット機が揺れた。揺れは数分間続いたが治まる気配は無かった。賢生は揺れが始まるよりも前に怪しげな気配を察知して、すでに目を覚ましていた。
「むう… 何じゃこの気配は…?
「かなりデカいな… この
「青龍、白虎、朱雀、玄武、空陳、南寿、北斗、三体、玉女」
「
気合とともに、閉じていた目を見開いた
次の瞬間、ジェット機の
「このわしの結界がいつまで持つか… わしの念波よ届いてくれ… アテナさんに…」
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『次回予告』
アテナは娘のくみに、ニケとなって救助に向かう様に命じる。
ニケは果たして父と祖父の乗るジェット機を救えるのか?
超音速飛行でジェット機の救出に向かうニケ。そして、怪物と繰り広げられる大空の戦闘…
次回ニケ第7話「パパとお祖父ちゃんは私が護る… ①大空の戦い」にご期待下さい。
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