勇者レストラン～魔王を討伐して、やることないのでレストランを開きました～

1章グフィーラ王国・古都

設定

・アグド

　皇（スメラギ）和人（カズト）ことカズトが五年前に勇者の一人として召還された異世界。

　この異世界には、大きく分けて二種類の生物しか存在しない。魔物（モンスター）と種族だ。どちらかに必ず分類される。

　RPGの様にレベルが存在し、ステータスに細かく数値化されている。能力は大きく分けて二種類あり、魔法（マジック）と技術（スキル）がある。

　・魔物（モンスター）

　動物を凶暴化させたような生物の総称。意識疎通は無理で、大抵は冒険者に討伐される運命である。

　種類によっては食用として出回ったり、魔道具の材料になる魔石をドロップする事がある。

　・種族

　意識疎通が出来、大抵は人間形態をとれる者が多い。人間もこちらに分類される。

　魔物（モンスター）と同じ名称の種族が存在するが、名前表記は魔物（モンスター）はカタカナで種族は漢字で書かれる事が多い。

　もし、死んでも魔物（モンスター）と違って魔石はドロップしない。

　・魔法（マジック）

　魔力を消費して自然現象を意のままに操作出来るようにしたもの。ハッキリとしたメカニズムは良く分かっておらず、研究してる者が数多くいる。

　自然と覚える事は少なく、大抵は魔法（マジック）の術式を書き記された巻物スクロールを読んで習得する。

　・技術（スキル）

　魔法（マジック）とは違い、魔力を消費しないで放つ技。これは並大抵ではない努力の結晶であり、訓練・鍛練の末に身に付くものである。

　達人の域になると、技術（スキル）なのに魔法（マジック）と見間違う程の破壊力のものも存在する。

　・勇者

　主人公:皇（スメラギ）和人（カズト）の職業がこれに属する。

　あんまり知られてないが、聖武器の数だけ勇者が存在出来、聖武器より多くは召還出来ない。しようとすると召還は失敗する。

　勇者一人に付き聖武器は一つである。

　魔法は不得意な代わりに巨大な技術（スキル）を取得する。もし、魔法に見えても技術（スキル）でしたという事も多々ある。

　・聖武器

　勇者のみ使用出来る聖なる武器。対応した勇者のみ持て扱う事が出来る。対応してる勇者以外の者が扱おうとすると、その者に災いが降り掛かるとされている。

　使用状況によって形を変えられ決まった形状はないが━━━例えばカズトが所持してる聖剣エクスカリバーは剣という形状さえしてれば、どんな形状にもなる。聖槍なら槍という形状ならどんな槍にもなる。

　聖武器には基本的に大きく分けて二種類の技術がある。それは全属性とシリーズ系一種類だ。

　聖剣エクスカリバーの場合は、属性系は他の聖武器と同じだ。聖剣エクスカリバーのシリーズ系は黄道十二宮で十二種類の聖剣に変形出来る。

　・属性

　全部で七つあり、炎・水・土・風・雷・光・闇の七つだ。大抵は魔法に関係する事だが、聖武器にも関連がある。

　炎の聖剣だったり、土の聖槍だったり変形させる事が出来る。

　・各々のランク付け

　魔法:微→良→優→強→極→神の順に強くなっていく。

　技術:魔法と同様

　冒険者:SSS～E

　魔物モンスター:SS～E

　・グフィーラ王国

　人間の国であり、グフィーラ国王が納めている。

　カズトを勇者として召還したのもこの国だ。

　カズト達が討伐した魔王の討伐部位である角は厳重に封印・保管されている。

　・古都

　グフィーラ王国に都市の一つ。初代国王の時代には、王城はここに建設された。レストラン〝カズト〟もここにある。

　一般市民の数多くは、ここに住み生活を送っている。今現在、王城がある王都には、貴族の大半が住んでる。

　・レストラン〝カズト〟

　皇（スメラギ）和人（カズト）が設立した料理店兼宿屋。

　王様から褒美の一つとして頂戴したオンボロ屋敷をミミの魔法で外見は新築の二階家屋に、内装は地下一階から五階建てという外見と内装が合ってないファンタジーな料理店兼宿屋となった。

　初期従業員はカズト率いる勇者パーティーの女性のみで構成。給仕服（コスチューム）はカズトの趣味で〝チャイナドレス〟で女性従業員のみ統一している。

　・レストラン〝カズト〟関係者

　名前:皇（スメラギ）和人（カズト）

　種族:人間

　職業:剣の勇者、レストラン〝カズト〟シェフ兼オーナー

　武器:聖剣エクスカリバー

　魔法:全属性(微)、転移（ワープ）(良)

　技術:異世界通販（ショッピング）、異世界移動（ワールドドア）、聖剣マスター

　五年前に魔王を倒すため召還された日本人。パーティーメンバーと共に五年間の冒険の苦労が遂に実り魔王は倒す事が出来た。

　魔王を討伐した褒美として金貨200枚と昔から店を━━━自分の料理を出す飲食店になる一軒の建物を貰い受けた。

　名前:レイラ・グフィーラ

　種族:人間

　職業:細剣士（フェンサー）、グフィーラ第二王女、レストラン〝カズト〟従業員

　武器:細剣（レイピア）クリスクラス

　魔法:速度強化(極)

　技術:残像分身、分身突連激

　人間の国:グフィーラの第二王女兼カズトのパーティーメンバーの一人。最初は神のお告げからメンバーに選ばれてしまったが、冒険をするに連れカズトに好意を抱く事になる。

　魔王討伐後、しばらく経った後に初期メンバーと共にカズトの嫁の一人となる。

　レストラン〝カズト〟では、ホール担当。

　カズトの料理で一番好きなのは〝オムライス〟である。

　名前:ドロシー・オーロット

　種族:人間

　職業:赤魔導師、レストラン〝カズト〟従業員、元第一魔導師隊隊長

　武器:爆裂杖メテオ・クロス

　魔法:光・闇以外の属性魔法(極)、重力魔法(優)

　技術:魔法補助(極)

　レイラと同じく神のお告げにより、勇者パーティーに選ばれ同行する事になった。魔導師隊は表向きでは、除籍扱いになってるが、いつでも戻って来れるよう裏向きで在籍扱いになっている。

　冒険をするに連れカズトに好意を持ち、レイラと同様嫁の一人となる。

　レストラン〝カズト〟では、ホール担当。

　カズトの料理では〝ハンバーグ〟が好きである。

　名前:ミミ・オニキス(偽名、本当の名はミニューラ・マーリン)

　種族:魔術師族（マジシャン）※人間と偽装・周囲に秘密にしてる。

　職業:大賢者※緑魔導師に偽装・周囲に秘密、レストラン〝カズト〟従業員、元グフィーラ魔法研究所所長、魔法大国マーリン第一王女※周囲には秘密

　武器:天命のツエ

　魔法:全属性(神)、回復魔法(神)、防御・反射魔法(神)、創造魔法(極)

　技術:無限魔力（インフィニティ）、千里眼(神)

　レイラとドロシーと同じく神お告げにて勇者パーティーの一員になった。

　普段無表情で何を考えてるか不明だが、度々【千里眼】によりカズトの記憶や思考を覗き見るのが癖になっている。

　そのせいかカズトに興味を持つようになり、その興味が好意へと変わるのは時間は掛からなかった。よって、カズトの頼みは大抵聞いて叶えてあげる。

　魔法研究所はカズトに一生ついていくため、脱退した。

　魔法大国マーリンの第一王女だが、無理矢理に政略結婚をさせられる羽目になり、家出して今の状況となってる。

※ストーリーが進むに連れ、新キャラ・新たな土地名・新たな言葉等々が増えてきます。

その時は、第1部分の設定に追加して書く又は新たに〝設定2〟以降として書くのでよろしくお願いします。