定番技じゃ落ちない!?天然レベ高、五十嵐さん
BabyNavy
第1話 可愛い五十嵐さん
俺の名前は相田 諒(あいた りょう)。
2022年4月l日。旭丘高校に入学した俺は運命の恋に落ちてしまった。。
入学式を終え、教室に入ると彼女を見た瞬間に一目惚れしてしまったのだ。
まだ全校生徒全員を見たわけではなかったのに、彼女が学校で一番の美貌を持っているとすぐにわかった。俺の心がそう言っている。
入学してから一週間。クラスのみんなの顔も覚えてきた。
彼女の名前は五十嵐 蘭(いがらし らん)。
俺が入学式で一目惚れをした彼女は、もうすでに学校のアイドルになっていた。
そして何故か、俺も有名になっているらしい。というのも身長187センチでガタイの良い俺は小学校からずっと水泳をしていて成績もそこそこ良く、中学でも結果を残してきたというのが学校中に知れ渡っていた。イケメンという声もたまに聞こえてしまう・・・が、五十嵐さんが俺に対して騒いでいるところを見たことがないのがとても残念である。
五十嵐さんの周りはいつも賑やかだったが(彼女自身は静かだ)、体育のグラウンドへの移動で一人でいるところを発見した。これはチャンスだ。自然に駆け足になるのと同時に胸が高まった。
「五十嵐さん!」振り返り、突然の出来事に驚く彼女。
「あ、ごめん俺、同じクラスの相田!グラウンドまで一緒に行こうよ」
うなずく彼女。え、人見知りなのか?可愛すぎる・・・。
「入学してからまだ話せてなかったよな、実はずっと話て見たいって思ってて・・・」はっっっ?!何言ってるの俺?!勢いできもいこと言っちゃった?!
「実は私も・・相田君と話してみたかったよ。人気者だよね」
彼女は微笑みながら話してくれた。女神だった。
「えっっ、そうなの?!めちゃくちゃ嬉しい・・・いや俺は人気者じゃなくて、デカイから目立っているだけだと思う・・」焦っているのを必死に隠した。
「私と真逆だあ」と身長153センチの小柄で可愛い彼女が照れながら言うから、俺は心の中でそこもイイんだよおおおおおおと叫んだ。
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