第22話 商業ギルド
結局あれから、俺達でも豚狩りを決行して、数匹の豚を冷凍した。
数日後。
俺達は再度街に降りてきている。
商業ギルドにて冷凍肉の売買と、
俺は特許登録のためにギルド登録をするそうだ。
爺ちゃんはすでに登録済みだったから、
特許は爺ちゃん名義でいいと言ったけれど、
発案者の説明が必要だと言う事で、無理だと言われた。
面倒なんだけど・・・。
「いらっしゃいませ。ご用件をお伺いいたします」受付
「この子の登録をお願いします。
ワシは買取をお願いしたい、ほれギルドカードじゃ」ポール
「ポール様いつもご利用ありがとうございます。かしこまりました。
ポール様は買取カウンターにこの番号札をお持ちになってください」受付
「うむ。わかった。この子を頼むな!」ポール
「かしこまりました。
ではコチラの用紙にご記入をお願いいたします。」受付
「コヤツは字が書けるから説明なども全て本人にしてくれ。
保証人はワシで良いからな!じゃ行ってくるからの!」ポール
「かしこまりました」受付
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商業ギルド登録申請書
お名前:レイノルド・フォースター
年齢 :11歳
住所 :ファブールの山
口座の開設可否:可
保証人:ポール・フォースター
保証金:金貨1枚
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「はい。書きました。それと金貨1枚です」俺
「はい。ありがとうございます。確かに。
これは保証金預かり証明書です。
ギルド登録とメンバーカードの作成、
口座開設に30分ほどお待ちいただきます。
この番号札をお持ちください。
番号が呼ばれましたら再度お越しください」受付
「はい」俺
役所と一緒な感じだな。
・・・
24番の方!1番窓口までお越しください!!
「は~い」俺
再度受付に行くとギルド証という金属製のカードを渡された。
さらにお願いがあることを伝えた。
特許申請の話しだ。
また書類を渡されて記入をお願いされたが、
今度は別の担当者が現れて、別室に案内された。
色々書くことが多いらしく、時間がかかるらしい。
書類を確認すると。
必要事項や製法などを詳しく書かなければならなかった。
確かにこれは時間がかかるな・・・爺ちゃんこれが嫌だったんだな!
・特許登録申請書
・特許登録商品概要
・特許登録商品素材と作成方法
これを書かなきゃならないの・・・?
とほほ・・・
これ家でやらしてほしかったけど・・・
ちまちま書いてると、爺ちゃんがやってきた。
「やっとるな!めんどうじゃろ」ポール
「面倒だよ!石鹸と軟膏は書き終わったけど、もうちょっと待っててね」俺
「ゆっくりで良いぞ。ワシも査定待ちじゃからな。」ポール
「なんで?そんなに時間がかかるものなの?」俺
「いや、ポーションが大量だったのと、
冷凍のオーク肉なんて納入されたことなんか無かったらしくての!
どのくらいの値段で引き取るか協議しているらしいのじゃ」ポール
「そうなんだ!お騒がせだね!」俺
「がははは!たまにはいいじゃろうて!」ポール
それから1時間程かけてようやく書き終わった!
「疲れた~もう特許とかいらないって思っちゃったよ」俺
その間に査定も終わっていて、金貨20枚にもなったそうだ!
オークの睾丸一個で金貨2枚なんだな・・・
今日は4個売ったんだよな。
俺はあれから何個も食べさせられてるけど。
結構需要が有るんだな。確かに美味いんだけどね・・・
呼び鈴を鳴らしてスタッフを呼ぶと、書類を持って行ってくれた。
今日はもう帰っていいそうだ。
登録には一ヶ月程かかるらしい。
へえ、意外と早いんだな。
特許登録は早くて何か月もかかる様なこと聞いたような気がしたけど。
申請の数が少ないのかもな。
それから俺達はスミスさんの所で、新たにミスリルを買って、
買った荷車を引いて山小屋に帰ってきたのだった。
そして俺はまた研究と実験に明け暮れるのだ・・・!!グふふふ・・・
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