第五話

 学生は友達と話をしていた。

 友達は学生に、どこに住んでいるかを聞いた。

 学生はすぐに、x市のマンションだと答えた。

 友達は納得できなかった。

 それからも二人は会話を続けていた。しばらくすると、二人は解散した。

 数日後、学生とその家族とは全く無縁の、学生と同じ苗字の人の家が空き巣の被害に遭ったことが分かった。

 学生は怖くなって、以後友達を避けることにした。そして、何もしなかった。

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