大イベント二日目/とりあえず、の決着。
「成程」
筋肉の動きを無くし普通に攻撃をし始めたか。まぁそれも当たり前だな、ハッキリ言ってあの攻撃はマジで隙だらけのクソ呼ばわり出来るレベルの技だし……世界二位だっけ?あいつ使い手とか言ってたけど多分……趣味だな。
「喰らってもらうぞ」
「チッ!」
こいつ腕を縮小させてスピードを速めてきやがった!こいつは避けられねぇな……
「が」
「え」
その程度の攻撃じゃ俺に致命傷になる怪我は負わせられない。つまり捕まえてやる事も出来るって訳だ……よ!んじゃそのままお前の腕を再起不能にする!筋肉を膨張刺せようが無駄だぞ?
「ギッ……!」
表我流弐の拳応用……『
「ッらぁ!」
っと折れてないほうの腕で攻撃してきたか。ならこっちは応用編の肆で迎え撃つとしよう。四番目の技は基本的に……四回殴るだけだ。分かりやすくていいね。でもこっからはむずいぜ?根本的が変わってくるからな。
「肆の拳応用……『
相手の指の関節に俺の指を叩き込む、それが肆の応用編。拳に対してはこれが一番効く。何せ拳は握る以上、当然関節がむき出しになるという状況、であればそのまま指を貫く。
「ふん」
「……アッ!」
これでもう指は使えないな。いくら筋肉があろうと手が使えないんなら宝の持ち腐れって事だ、つまりそう言う事。もう勝ちと言う訳だ。しかし実際あの筋肉は面倒なんだよなぁ……
「……悪い、師匠」
表我流とは対をなす拳……裏我流。拳だけでの攻撃なら表我流が強いんだがな……裏我流は武器ありで、強い!
「一つ禁を破る」
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『おーっと!?い、いきなり碑矩選手と戦っていた相手の体が動かなくなったぞ!?』
『ふむ……まぁ良い』
『あっコレで一位決定?他の奴も結構強かったんだけどねぇ……』
『それで決勝戦では何をするのじゃ?』
『決勝戦では大イベントの前にあったイベントで勝利した四人の初心者と、今の戦いで勝ち上がった四人、その八人でバトルロイヤルしてもらいます!』
『へー……なんかあるの?ステージギミックとかさ』
『先に言っておきますと……次回のステージは『宇宙要塞』と言うステージです!』
『新ステージじゃん……』
『中々面白そうなところじゃな!』
『えぇそうですね!そして決勝戦ではあのカエン選手が我々解説者席に座ります!』
『という事は私はここでお役御免……って事か』
『そうなりますね……ジョン選手ありがとうございました!それでは十二時にまたお会いしましょう!』
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