第6話 手紙

一緒に居たって目も合わず。

話し掛けてもうわそら


「そんな貴方あなたはもう嫌だ」


君にとっては真実で。


けれど、

君の隣で夢見心地な僕だから。


君の喜び、君の幸せ。

君のことだけ考えてる。


眠れぬ夜、それを手紙にしたためる。


「…早く言ってよ」


君の笑顔に、ようやく眠気が訪れた。

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