穏（おだ）やかな朝。

都会から少し離れた窓からは。

鳥たちの歌声が遠く可愛く響いてきます。

田舎（いなか）で聞いた大合唱。

雄鶏（おんどり）の劈（つんざ）くような叫びを思い出し。

ふふっと笑いが込み上げて。

道行く人の背中へ向けて、心の中で応援を。

カーテン揺らす冷たい風が、

『ほら君も』と促（うなが）して。

柔（やわ）らか朝日に元気を貰（もら）う。

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