第2話 僕の負け

偶然に、同じ車両へ乗り合わせ。

驚く君の表情に、知らずほおゆるんでる。


「よく会いますね。これはもう、運命ですよ!」


なんて、君の言葉に舞い上がる。

ばーか。必死で平気なフリをしたけれど。


「センパイ、可愛いです」


そんな上目遣うわめづかいで言われたら。

うん。もう、僕の完敗まけで良いよ。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る