第176話 176.なんで男子高校生の俺が皆の生活の事まで考えなきゃいけないんだ?
◇◇ レイ ◇◇
俺が魔力切れの気絶から目を覚ますと俺は女神様に何時ものように膝枕され、周りにレイラとクリスティーナとクリスティーンがいる
「レイお疲れ様。ちゃんと建物出来てるよ」
「ご主人様~どんだけお嫁さんを増やすお積りですか~?」
女神様は平常運転だけど!!
早速レイラが突っ込んで来たヨォ
「増やすつもりは決して無いんだよ?」
「ご主人様~これだけ広いといくら増えても大丈夫ですね」
「私達も此処でご主人様との子供を育てれますね」
クリスティーナとクリスティーンはもう俺の子供を産む気満々なの~~?
なんかヤバい雰囲気になって来たから、ダナンの人達の所に行こう!!
こういう時は問題をすり替えるのが一番なのだ~~!!
って事で、俺は女神様、レイラ、クリスティーナとクリスティーンを連れてダナンの人々の居住区へ
領主館の有った場所を今は配給場所として使っているみたいだ。
「アンジェリーナにレリーナ、それに皆もお疲れ様何か足りない物は無いかい?」
って聞くと
「水が不足しているみたいです」
「そう言えば昨日水が無いって言ってたな。空き地に『噴水の魔道具』を作って行こうと思う。レリーナを借りるが良いか?」
「はい。レリーナならば必要な場所は解るでしょうから適任ですね」
って事で速攻レリーナを連れて俺、女神様、レリーナ、クリスティーナとクリスティーン、そしてレリーナの6人でダナンと同じ間隔で設置された家々の上空に浮上し上空からレリーナの指示に従って空き地に直径3メートル深さ50センチの円形状の形をした石作の『噴水の魔道具』を設置してゆく。
眠れぬ夜の錬成品・・・だょ💦
もう暫くしたら湾になっている場所から運河を作って海の水を引いて来て、ロブスターの養殖と製塩をやろうと思っている。
製塩は『水抽出の魔道具』を使って海水から『H₂O』成分だけを抽出残りを排出する魔道具だ
排出した物は何か?
排出された物は塩分とミネラル分・・だな!!
ダダ・・排出されたミネラルを含んだ塩には大量の塩化マグネシウムが混入している
このままだとめちゃめちゃ苦みのある塩になってしまう
塩化マグネシウムは水に溶けやすい性質なので、昔は出来上がった水分の含んだ塩をそのまま藁で編んだ袋に詰めて数年寝かせ塩化マグネシウム(にがり成分)を適度に抜いた数年物の塩が高級品として重宝されていたなんて嘘みたいな本当の話が有る。
なので『製塩の魔道具』で塩化マグネシウムを適度に分離してやる事で美味しい塩が出来上がるって寸法だ!!
地球の世界じゃ日本では古くから 揚浜方式や入浜塩田法や天日製塩法で製塩していたけれど、現代じゃイオン交換膜による電気透析法が殆どだ。
でも魔法錬成出来る俺は魔法で簡単に製塩出来る
魔法様様だぜ~~(^^)/
今やりゃ~良いじゃんって思うかもしれないが!!
俺だってさ~女神様やレイラやクリスティーナとクリスティーンの双子ちゃんやアンジェリーナやレリーナ、それに最近めちゃめちゃ綺麗になって来たメイドさん達とイチャラブしたいじゃん?
なんかさ~最近さ~みんな俺のリビドーを擽るようにめちゃエロ可愛く迫って来るんだよぉ~(#^^#)・・ぐへっ
イヤイヤ!!
そんな事よりもだ、今は!!
『やる事が多すぎて、手が回らない!!』
そう全て俺がヤル訳にはいかないんだよぉ!!
この人達を俺が養う訳にはいかないんだ
今はダナンの地からこっちに移って来た為に、トイアーのダンジョンからのドロップ品に頼った産業構造に頼っていたダナンの人々の生活基盤が崩れてしまい移住して来た人達の生活基盤から築いてあげなきゃいけない!!
でないとこのまま一生俺達がこの人達を養って永遠に配給しなきゃいけなくなってしまう
なんで男子高校生の俺が皆の生活の事まで考えなきゃいけないんだ?
『理不尽だ~!!』
って俺はレリーナに指示されるままに『噴水の魔道具』設置マシーンと化していたのだった。
つづく・・・
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます