第127話 127.エデンの女性達へのお願い

◇◇ レイ ◇◇


「ご主人様~~」


誰か呼んでるな・・・

何処だ?


俺が当たりを探していると!!

「ご主人様、お城の最上階の露天風呂から皆が手を振っていますよぉ~!!でもご主人様は見ちゃダメです~」

ってレイラが俺に言いながら俺の両眼を手で隠してしまう。

「何で見ちゃダメなんだよ」

「だって~皆全裸でお風呂から手を振ってるんです~~ご主人様が見たら確実にアレがおっきしちゃうじゃないですか~」

一体俺はレイラにどんな奴だと思われてるんだよ!!

女性の裸を見ると興奮する奴?


『うん!!それは・・合ってる・・な・・』

ダッテさ~俺こんな容姿してるけど、性欲旺盛な男子高校生なんだよ?

もう10日も抜いて無いから溜まって溜まって溜まって溜まって溜まって溜まって溜まって溜まって溜まって溜まってめちゃくちゃアソコの反応が良いんだよ~


って何言わすんじゃい!!


レイラ?

目隠ししてるのは良いとして・・

何で俺に後ろから抱き着いて胸を俺に押し付けてるんだ?


『スー』


『ハー』


『スー』


『ハー』


それにレイラ、鼻息荒いぞ?

「ご主人様~もう目隠しの必要は無くなりました~」

そう言ってレイラが俺の目隠しを解く

解いたら解いたで背中の感触が無くなって寂しいような・・・


俺は目隠しを解かれた自分の目で1キロ先に見えるシンデレ〇城の最上階を見ると、確かによく目立つ!!

5メートルの城壁で囲まれているとはいえ、平原に聳え立つシンデレ〇城はめちゃめちゃ目立ってる。

特にあの最上階の透明なドームで囲まれた今はダンジョン産の果物の木で覆われた露天風呂

朝日に当たってあの透明なドームがキラキラ光を反射しているよ!!


確かにあの露天風呂自由に使って良いっては言ってたけど、全裸で44人も透明なドームに張り付いたら・・

うわぁ~想像しただけで興奮してきた~!!


『あの子達まさか露出性癖に目覚めないよな?』


「皆がこっちに走ってきます~」


まさか?全裸のまま走ってきたりして無いよな?な?

初めて会った時が全裸だったから衝撃が半端なかったんだよ!!

まぁ~あの時は逃亡防止の為に無理やり全裸にされ、手枷、足枷を入れられていたからな・・・


恐る恐る走って来るであろう方向を見ると・・

『全員メイド服を着ていた!!』


少し残念・・

って俺は一体何を期待していたんだ~~~!!


『大丈夫!!俺は何も期待していなかった!!』


ソウナンダヨ!!


「「「「「ご主人様~お帰りなさいませ~」」」」」


皆が一斉に挨拶してくれる

俺は俺を出迎える為に集まってくれた女性達にむかって


「えっと~帰った訳じゃ無いんだゴメン。皆にお願いしたい事が有るんだ。

俺達はトレノアの城塞都市に行っていた訳だけど、アネルド商会の会頭のレオンさんが皆と交換に渡したポーションを領主にダンジョンドロップ品だと言って今回の成果として渡したんだけど、効果が凄すぎたらしくってダンジョンを手に入れようと動いているらしいんだ。


多分近い内に、ダンジョン攻略と称して、大量の軍隊を差し向けてくるだろうと俺は予想している。

そんな輩を、エデンの領地には居れたくないんだ。そいつらが領主の命令でこのエデンを奪う為に襲ってくるかもしれないからだ!!

なので、もしもそんな他国の軍隊がきてダンジョンに入らせろと言ってきた時は、領地の外に作ったこの入り口に導いて『悪魔の森』に自由に入らせてやって欲しいんだ。


その時、入らす前に

『悪魔の森には強力な魔獣が住み着いているから、直ぐに殲滅されます。入るのは自由ですが命の保証は出来ませんよ』と一言だけ注意をしてあげて欲しい。

まぁ~聞く耳をもたないだろうがな

それで死んでも、こっちには一切責任はないからね。


俺達は『悪魔の森』のダンジョンを確保する為に、広さ1000キロ四方の『悪魔の森』を城壁で囲んでエデンの領地とする事にした。

もしも俺の居ない時にダンジョンに入らせろという奴らが来たらエデンの領地には入れないで、エデンの外の入り口からは答えるように対応して欲しい」


とお願いしたのだった。


「ハイお任せくださいご主人様」

「じゃ~俺達はこれから『悪魔の森』を城壁で囲む旅に出るから後をお願い」


そう言って俺達は大空に舞い上がるのだった。


つづく・・・

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る