【詩集】役立たずの僕なのに…

芹沢ジュネ

1. 役立たずの僕なのに

役立たずの僕なのに


君はいつも優しくするね


役立たずの僕なのに


君は微笑みかけてくれるね


朝の会で恥かいて


次の授業で間違えて


最後の授業は居眠りで


こんな僕にも優しくて


君はまばゆい光をくれる


僕は少し照れちゃって


目を逸らして下を向く


でもね、君が好きなんだ


僕の心は跳ね上がる


君の笑顔が見たくなる


ある日、君は怒ったね


僕がいじめにあった日に


悪い子嫌な子あっちいけ


大きな声で言ってくれたね


僕はこんな僕なんか


恥ずかしくって逃げちゃった


ありがとうって言えなくて


ずっとモジモジしてたけど


今度はちゃんと伝えるね


役立たずの僕だから


君に助けてもらってばかり


役立たずの僕だけど


今日はちゃんと伝えたい


涙が出ちゃいそうだけど


君がほんとに大切だから




「いつもありがとう」

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