「犠牲」

北北山脈

第1話 魔王討伐後

激しい爆発音があたりを駆け回った

爆発は続き戦場である魔王城は傷だらけでかなりボロボロになっていた。

そんな激戦地の中でも勇者たちは傷だらけになりながらも魔王に喰らいついた

魔王は多くの魔法を操りながら勇者達を翻弄していた。

勇者と魔王と戦いは時間がたてばたつほど激しさを増していた。

そしてとうとうそんな戦いにも幕が引かれることになった。


「これで終わりだ!魔王!」


勇者の聖剣が魔王を貫き魔王の倒れる


「フフフハハハハハハハッハハハハハ!よくぞこの魔王を....我を倒して見せた!」


「だがこの城から生きて帰れると思うな!必ず我が部下達が貴様らを殺す!」


そう言うと魔王は満足気に灰となって消えた。


「とうとう魔王を討つことができましたね勇者様!」


聖女が興奮気味に言った


「ホントにここまで長かったな....」


「ホントにね~」


聖女の言葉に同調するように騎士と弓兵が頷いた


まぁいざ振り返ってみると本当にここまで長かったと自分でも思う。

山道で山賊にかこまれピンチになったり、船で移動している時にでは嵐にあって難破しかけたり...何度も死にかけたのもいい思い出だ。


「あぁ!ここまで来られたのはこれも皆の力あってのものだ、本当にありがとう」


「勇者様!」


「さっさとこんな陰気くさい場所でましょうよ~」


「全く貴様はそんなに空気がよめないのだ!」


「何?やる気?いいわよ、相手になってあげる」


あぁ、また騎士と弓兵が喧嘩している。これは長くなりそうだ


俺たちはこの時魔王を倒したことで油断していた....いや油断してしまったのだ....


まさかその油断が惨劇を生むことになるとは誰も想像していなかった。




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