ヤンデレと闘う男達の物語〜ヤンデレには勝てなかったよ〜

北北山脈

第1話 ヤンデレ解放前線

 これはある男達の自分たちの尊厳やプライドを守る為の戦いである。


 ある日、ある地下の一室に5人の男たちが集まっていた。

 その五人は円卓に座り何か会議をしていた。そしてガタイのいい男が立ち上がった。


「皆今回はよく集まってくれた、感謝する。俺の名前は....鬼月、すまないが立場上偽名を使わしていただく、皆も好きなように名乗ってくれ....」

「ちなみに種族は鬼だ」


 鬼月という男が名乗ってから痣だらけの気の弱そうな少年が名乗り始めた


「僕の名前は藤原 一です。種族は人間です....よろしく....お願い....します.... 」


 少年が名乗り終わるとそれに合わせるかのようにほか三人の男たちが名乗り始めた。

「俺はケンジ、よろしくな!種族は人間だったけど吸血鬼にされちゃった。」


「私はグラス、偽名です。種族は....魔族とだけいっておきます。」


「僕の名は、タイガ。トラの獣人だ、よろしく」


「よし、これで一通り自己紹介できたな。」

「さっき名乗ったが俺は鬼月、このヤンデレ解放戦線のリーダーをやっている。」

「諸君に集まってもらったのは他でもない....諸君....今こそ解放の時だ!....」

「ヤンデレを打倒し、男としての尊厳を自由を取り返すだ!」

「ヤンデレを打倒するために共に戦おう」


鬼月の演説に感動した四人は立ち上がり拍手しだした。

それぞれの目に希望に満ちていた。

皆で力を合わせればもしかしたら....そう思ってしまったのだ。

そして五人は打倒ヤンデレを誓った。

だがその希望に満ちた目が絶望に堕ちることをまだこの五人はしらない....



  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る